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「韓国で学んだ出版ノウハウをすぐに仕事に活用したい」

「韓国で学んだ出版ノウハウをすぐに仕事に活用したい」

Posted September. 27, 2019 08:25,   

Updated September. 27, 2019 08:25

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「昨年、企業ロゴを変え、組織文化を革新したと聞いたが、ミッション・ビジョン・目標を全てリセットするのですか?」

19日、ソウル九老区(クログ)デジタル路に位置する教育・文化企業「ビサン教育」の会議室。インドネシア出版社の代表であるレモン・アグス氏が講師に尋ねた。キム・ヨンシン・ビサン教育経営企画コア総括責任者が、「出版企業の経営効率性向上」をテーマに2時間講義を行った。

この日の授業は、ビサン教育が16日から20日まで行った「アジア出版人コーチングプログラム」の一つだった。発展途上国の出版能力を高めるために、世界知的所有権機関(WIPO)が今年初めて披露したプログラムである。アジアと欧州がそれぞれ、東南アジアとアフリカの出版人にノウハウを伝授する。

「迅速かつ正確な意思決定を下した事例を教えてください」

「新しい企業文化を内外的にどのように伝播しますか?」

授業に参加したインドネシア(3人)、ミャンマー(1人)、マレーシア(1人)、フィリピン(3人)の出版人8人は質問を吐き出した。

五日間行われたプログラムは、「外国著作権の購入と出版」、「パートナーと長期的関係の構築」など実務を中心に構成された。ノ・ジュンイル・ビサン教育GEOカンパニー代表は、「受講生が知りたがる内容をあらかじめ調べてスケジュールを組んだ。短い期間に高速成長した経験を具体的に紹介した」と語った。

参加者の満足度は高かった。インドネシアの出版社代表のローラ・プリンシル氏は、「インドネシアは人口が多い上、700以上の言語を使うので、教科書市場がとても大きい。スマートランニングなど韓国で学んだ内容を、業務に直ちに活用したい」と話した。マレーシア出版社の取締役であるリンダ・リンガード氏は、ビサン教育の印刷・出版子会社「テラブックス」の見学が印象的だったと話した。彼は、「コート紙の種類に応じた紙の色の変化を正確に示すシステムに驚いた」と話した。

WIPO著作権管理局は来月、欧州で2度目のプログラムを行うなど、先進国出版ノウハウを着実に伝える予定だ。


李雪 snow@donga.com