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朴元淳ソウル市長、「北朝鮮への食糧支援にソウル市も協力」

朴元淳ソウル市長、「北朝鮮への食糧支援にソウル市も協力」

Posted May. 15, 2019 08:55,   

Updated May. 15, 2019 08:55

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朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は14日、国連傘下機関である世界食糧計画(WFP)のデイビッド・ビーズリー事務総長に会って、北朝鮮の乳幼児をはじめとする脆弱層への食糧支援に協力したいと発表した。

前日文在寅(ムン・ジェイン)大統領に会ったビーズリー事務総長は同日、朴市長にも「最近、北朝鮮の現場調査の結果、全人口の40%が食糧難に苦しんでいる」として、北朝鮮の深刻な食糧難を強調した。続いて、北朝鮮住民の一日の配給必要量は成人基準で580グラムだが、今年の収穫前には配給量が120グラムにまで下がるだろうと説明した。必要な配給量の5分の1しか支給できないほど状況が良くないという。

朴市長は、「北朝鮮は私たちと同じ兄弟なのに、食糧難にあえいでいることは、良心と人道的観点から耐えがたい状況だ」とし、「特に北朝鮮の飢餓に瀕している子どもたちが最も切迫した問題だということに共感する」と述べた。また「本格的にどのように食糧を支援できるかについて、議論に着手したい」と付け加えた。

ビーズリー事務総長は、北朝鮮に支援される食糧が他の目的に転用されないようなモニタリングシステムを、WFPが備えたことも言及した。これまで北朝鮮に支援した食糧が軍糧米などに転用されているという指摘が韓国国内から少なからず出たという事実を意識した発言とみられる。


韓友信 hanwshin@donga.com