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「米、中国産黒鉛使用のEVにも2年間補助金」 米メディア報道

「米、中国産黒鉛使用のEVにも2年間補助金」 米メディア報道

Posted May. 04, 2024 09:04,   

Updated May. 04, 2024 09:04

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中国産黒鉛を使用したバッテリーを搭載した電気自動車(EV)も、2027年までに米政府から補助金を受ける可能性が高まり、韓国国内業界には「ひとまず安ど」の色が広がった。

米政治専門メディアのポリティコは、「3日(現地時間)発表するバイデン政府のインフレ削減法(IRA)の最終案に、中国産黒鉛禁止に対する猶予措置が含まれるだろう」と報じた。

ポリティコによると、米財務省などは最終規定で黒鉛を「原産地追跡が不可能な」バッテリー物質に分類し、2027年までに補助金を受けられるようにする方針だ。ただ、自動車メーカーは、2年間の猶予期間中、黒鉛代替市場の確保など、供給網への転換計画を提示しなければならない。

IRAとは、中国とロシアなど「懸念国」の主要鉱物と部品を使わず、北米地域で組み立てられたEVだけに来年から1台当たり最大7500ドル(約1013万ウォン)の補助金を与える規定だ。黒鉛はバッテリーに欠かせない素材だが、中国が世界供給量の95%以上を占めている。韓国政府とEV・バッテリー業界は、黒鉛代替市場を手に入れるのが容易でない状況を勘案し、中国産黒鉛を一時的に許容してほしいと米国に要請してきた。


金喆仲 tnf@donga.com