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5大病院の教授らが「週1回休診」、「SKY休診」の30日が正念場

5大病院の教授らが「週1回休診」、「SKY休診」の30日が正念場

Posted April. 27, 2024 09:18,   

Updated April. 27, 2024 09:18

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5つの大型病院(ソウル大学、セブランス、ソウル峨山、三星ソウル、ソウル聖母病院)の教授らが、全員「週1回の休診」に参加することにした。また、全国の医学部19校が参加する全国医学部教授非常対策委員会(戦意費)も総会を開き、週1回の非緊急手術と外来診療を中断する案について話し合った。

カトリック大学医学部のソウル聖母病院の教授協議会は26日、来月から毎週金曜日に非緊急手術と外来診療を中断することにしたと発表した。ただ、診療科別に休診曜日を決められるようにしており、実際の休診日は科ごとに変わることもある。これに先立って、ソウル大学病院など他の大手病院も週1回の休診方針を決めた。

専攻医(インターン、レジデント)離れから10週間が経過し、疲れが溜まった教授の間では、週1回の休診の動きが日増しに広がっている。高麗(コリョ)大学医学部の教授らも26日、30日から週1回休診する方針を決めた。同日午後、専医非も総会を開き、全国医学部19校傘下の病院51ヵ所が、週1回、非緊急手術と診療を中止する案について議論した。これらの病院は、23日の総会では、30日または来月3日の1日休診の方針を決めている。

ただ、休診がどれほど現実化するかはまだ分からない。26日に集団休診を予告した忠南(チュンナム)大学病院、世宗(セジョン)忠南大学病院、円光(ウォングァン)大学病院、円光大学山本(サンボン)病院などでは、実際の診療に支障は起きなかった。数ヵ月前に予約された診療や手術日程を突然変えることができず、正常勤務したものと見られる。

忠南大学病院の関係者は、「本院と世宗病院の両方で正常診療を行った。予約診療がキャンセルされたこともない」と話した。この病院のがんセンターで会ったキム某さん(64)は、「休診の話はまだ聞いていないが、急に診療を受けられないかも知れないという気がして不安だ」と話した。

毎週金曜日ごとに手術を中断することにしていた円光大学病院も、手術室は正常稼動した。この病院の非常対策委員会の関係者は、「先週の会議で、手術を1日休むことを決めた後、患者と保護者に現在の状況について説明し、日程を調整した」と説明した。

医療界からは、「SKY(ソウル大学、高麗大学、延世大学)」の医学部教授が全員休診を宣言した30日が正念場になるだろうという見通しが出ている。非首都圏の国立大学病院の教授は、「まだ状況を見守る教授が多い」としながらも、「近いうちに、大学入試選考の施行計画が確定し、増員が既定事実化されれば病院を離れる教授が増えるだろう」と話した。

韓国がん患者権益協議会は同日、声明を出し、「専攻医と医学部教授の辞職に続く『大学病院の週1回シャットダウン』で、がん患者と家族は疲れ切っている」とし、「(政府が)教授辞職リストを公開し、患者が治療計画を立てるようにしなければならない」と主張した。


チョ・ユラ記者 大田=キム・テヨン記者 jyr0101@donga.com