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「親と一緒に暮らす」、就職難で20・30代の77%が「カンガルー族」

「親と一緒に暮らす」、就職難で20・30代の77%が「カンガルー族」

Posted April. 16, 2024 09:02,   

Updated April. 16, 2024 09:02

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先月、オンラインコミュニティに「娘から生活費を受け取るのはおかしいですか」という文が掲示された。50代の女性だと明らかにした投稿者は、「一緒に住んでいる娘が最近就職し、月給として190万ウォンを受け取る」と明らかにした。この女性は、「娘の部屋の掃除や洗濯をしてあげることに疲れた」とし、「毎月生活費として30万ウォンを渡せと言ったところ、娘が苦情を言っている」と話した。該当コミュニティでは、「就職したら生活費を払うのは当然だ」という反応と「今ちょうどお金を稼ぎ始めたが、お金を貯めることができるよう両親が助けなければならない」という反応が交錯した。

最近、オンラインコミュニティには、これと似たような悩みを打ち明ける書き込みがよく掲載されている。就職できなかったり、就職した後も生活費を節約するために両親と一緒に暮らすいわゆる「カンガルー族」の青年が増え、同時に両親とのトラブルを経験する事例も増えていると分析される。

15日、採用コンテンツプラットフォーム「キャッチ」によると、今月1~5日、20代や30代の1903人を対象にオンラインアンケートを行った結果、回答者の77%が「親に経済的に頼っている」と答えた。両親の家で一緒に暮らす人の割合は43%で、両親から家賃や小遣いなどをもらうという回答も41%に達した。両親と一緒に暮らしながら、小遣いももらうという回答は7%だった。

20代や30代の青年たちが親から独立できない最大の理由は、「安定的な収入がないため」(56%)だった。就職難でまともな働き口を見つけられなかったので、両親からの助けなしでは生活を続けることが難しいと分析される。この他、「生活費負担のため」(17%)、「独立する必要性を感じなくて」(13%)、「両親が経済的に余裕があるから」(7%)などの順だった。

親に経済的に依存しているという回答者の87%は、今後、条件が整えば独立する計画があった。独立を考える時期は、「就職後」が53%で最も多かった。続いて「就職から1~3年後」(28%)、「就職から3~5年後」(13%)などの順だった。「結婚するまでは独立するつもりはない」という回答者も6%を占めた。

キャッチのキム・ジョンヒョン部門長は、「20代や30代の青年の多くが、依然として両親に経済的に頼っているが、彼らの大半は就職後に独立する計画があることが分かった」とし、「最近の青年たちの独立意志が足りないというよりは、就職難で収入が安定的でなくカンガルー族になった事例が多いことを示している」と解釈した。


周愛眞 jaj@donga.com