尹大統領、あす与党執行部と夕食会

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領が２５日、与党「国民の力」の鄭鎮碩（チョン・ジンソク）非常対策委員長ら与党執行部を招待し、夕食会合を行う。

２３日、大統領室によると、尹大統領は鄭委員長はじめ朱豪英（チュ・ホヨン）院内代表、金碩基（キム・ソクキ）事務総長、非常対策委員ら与党執行部を夕食会合に招待した。金大棋（キム・デギ）大統領秘書室長、李珍福（イ・ジンボク）大統領政務首席秘書官ら大統領室参謀も出席する。

尹大統領はこの席で、１１～１６日の東南アジア歴訪の成果を共有し、党倫理委員会の李俊錫（イ・ジュンソク）前代表に対する懲戒をめぐる党内の混乱を収拾した非常対策委員らを労う予定だ。来年度予算案や民生法案の処理、梨泰院（イテウォン）雑踏事故の真相究明に向けた国政調査など国会懸案についても話し合うものとみられる。

ただし、今回の会合でも野党は外され、政局の硬直化が深まることが懸念されている。尹大統領は就任当初、与野党の執行部に対して豚カルビとキムチチゲで会合しようと提案するなど対話の意思を示していたが、これまで野党執行部との夕食会合はなかった。

尹大統領と野党執行部の会合はしばらく実現しそうにない。尹大統領は９月の国連総会に出席した直後に与野党執行部との会合を推進した。しかし、尹大統領の「不適切発言騒ぎ」や朴振（パク・ジン）外交部長官に対する 最大野党「共に民主党」の解任建議案処理で実現しなかった。現在、民主党の李在明（イ・ジェミョン）代表に対する検察捜査が進んでいる状況下で会合は適切でないという声も大統領室内部であがっている。


洪壽英 gaea@donga.com