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統営市と群山市が消える…全国市郡区の半分が「消滅危機地域」に

統営市と群山市が消える…全国市郡区の半分が「消滅危機地域」に

Posted April. 30, 2022 09:59,   

Updated April. 30, 2022 09:59

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全国の市郡区の半分ほどが消える危険にさらされている、という分析が出た。特に、最近製造業が急激に衰退した慶尚南道統営市(キョンサンナムド・トンヨンシ)と全羅北道群山市(チョルラブクド・グンサンシ)などが初めて消滅危険地域に含まれた。

29日、韓国雇用情報院が発刊した「地域産業と雇用」の春号によると、今年3月、住民登録人口統計基準で全国228の市郡区(済州と世宗はそれぞれ1地域と計算)のうち113カ所(49.6%)が、消滅危険地域に分類された。消滅危険地域は、2015年は80カ所、2020年は102カ所だった。

消滅危険地域は、地域内の20〜39歳の女性人口を65歳以上の全人口で割った値である消滅危険指数で分類する。同指数が0.5未満なら、妊娠が可能な女性の人口より老人が2倍以上多く、消滅のリスクが大きくなると判断する。

雇用情報院は最近、地方消滅危険の主な原因として「製造業の衰退」を挙げた。新たに消滅危険地域に含まれた統営市と群山市は、自動車や造船分野の不況の直撃を受けた地域だ。2018年に、雇用危機地域と産業危機対応特別地域に指定された。雇用情報院のイ・サンホ雇用事業評価センター長は、「造船業の密集地域を含む慶尚道(キョンサンド)と全羅道(チョルラド)の伝統産業都市の製造業就業者の減少が、地方消滅の危機につながった」とし、「青年人口の流出は人的資本の崩壊を意味するため、該当地域の未来の持続可能性まで脅かすことになる」と話した。

首都圏の京畿道抱川市(キョンギド・ポチョンシ)と東豆川市(トンドゥチョンシ)なども、今回、消滅危険地域に分類された。江原道束草市(カンウォンド・ソクチョシ)や忠清北道忠州市(チュンチョンブクド・チュンジュシ)、忠清南道唐津市(チュンチョンナムド・タンジンシ)、瑞山市(ソサンシ)、全羅北道益山市(チョルラブクド・イクサンシ)、全羅南道麗水市(チョルラナムド・ヨスシ)や羅州市(ナジュシ)なども消滅の危険が大きくなっている。消滅の危険がほとんどない「消滅低危険地域」は、今年初めて全国に1カ所もなかった。2020年の調査では、京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)など5カ所があった。


朴星民 min@donga.com