Go to contents

李在鎔・三星副会長、米に続いてUAEに「5Gと半導体」出張

李在鎔・三星副会長、米に続いてUAEに「5Gと半導体」出張

Posted December. 07, 2021 08:29,   

Updated December. 07, 2021 08:29

한국어

三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が6日、4日間のアラブ首長国連邦(UAE)への出張の途についた。米国から戻ってきてから10日ぶりの海外出張で、アブダビ皇太子など現地の有力者らと会い、第5世代(5G)通信や半導体などの未来事業の協力議論に乗り出す見通しだ。

李副会長は同日、ソウル中央地裁で開かれた三星物産の合併と三星バイオロジックスの不正会計疑惑関連裁判に出席後、午後10時、ソウル金浦(キムポ)国際空港から専用機でUAEに向かった。該当公判は毎週木曜日ごとに開かれてきたが、今週は裁判部の都合で月曜日に繰り上げられた。このため、次の裁判(16日)まで10日間の余裕ができた。

李副会長の中東行きは、2019年2月以降2年ぶりだ。当時、李副会長は、アブダビでムハンマド・ビン・ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーン皇太子兼UAE空軍副総司令官らと会い、5G通信や半導体、ワクチンなど、情報技術(IT)・バイオ未来事業分野での韓国とUAE企業間の協力拡大案などについて話し合った。

ムハンマド皇太子は2019年2月、李副会長のアブダビ出張直後、同月訪韓し、初日に李副会長と三星電子の華城(ファソン)事業所を視察するなど、協力の意志を強く表わしてきた。今回の出張には、UAEの事実上のナンバー2とされるカルドゥン・ハリファ・ムバラク行政庁長との会談も予想される。

財界では、米出張に続く中東出張を通じて、李副会長が情報通信技術(ICT)新事業の巨大市場を開拓する一方、5G、システム半導体、バイオなど事業の未来戦略を立てるものと見ている。当初、李副会長は今年1月中旬、アブダビを訪問して現地の高官らと会合する予定だったが、法廷拘束されたことを受け、暫定的に延期した。

これに先立って、6月には米政府がUAEに構築された中国ファーウェイの通信機器の撤去を要請したことが伝わり、UAEをはじめ中東の中心市場で三星電子の存在感を高めることができるか注目されてきた。UAEの国富ファンドは、世界4位のファウンドリー(半導体委託生産)会社のグローバルファウンドリーの筆頭株主でもある。李副会長はアブダビなど中東一帯を訪問後、9日に帰国する予定だ。


郭道英 now@donga.com · 徐亨錫 skytree08@donga.com