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金鍾仁氏、文政権の対北弱腰に「不可解…他の理由があるのか」

金鍾仁氏、文政権の対北弱腰に「不可解…他の理由があるのか」

Posted June. 09, 2020 09:30,   

Updated June. 09, 2020 09:30

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野党「未来統合党」の金鍾仁(キム・ジョンイン)非常対策委員長は8日、最近激しさを増している北朝鮮の対南メッセージと関連して、「韓国政府が、北朝鮮に何の対応もできないことが不可解だ」とし、「一方的に北朝鮮の言いなりになってはならない」と主張した。「もはや保守ではない」とし、基本所得制の導入など進歩政策に力を入れている金氏が、政府の北朝鮮への対応だけは公開的に言及したのだ。

金氏は同日、同党の非常対策委会議で、「北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)朝鮮労働党第1副部長の対南談話について話しておきたい」とし、「北朝鮮が韓国に何かを言って、(韓国政府が)それにまるで素直に応じるかのような態度を見せては、国民の自尊心を傷つけないか」と指摘した。

これに先立ち、金与正氏が4日、脱北者団体の北朝鮮へのビラ散布を非難し、「ゴミ共の茶番劇をやめさせる法でも作れ」と言うと、統一部は北朝鮮へのビラ散布を禁止する法案を推進しているとし、大統領府は「北朝鮮に向けてビラを飛ばす活動は百害あって一利なし」と批判した。金氏はまた、政府のこのような動きに対して、「北朝鮮から攻撃を受け、すぐにそれに返答することは、賢明ではない措置と考える」と付け加えた。

金氏は、李秀赫(イ・スヒョク)駐米大使が最近、「韓国は米国と中国の間で選択できる国」と発言したことに触れ、「そのような(選択できる)国が、なぜ北朝鮮に対してははっきりと話すことができず、北朝鮮が何か言えば、それに従うような姿を見せるのか納得できない」と述べた。また、「北朝鮮の核と化学兵器が怖くて北朝鮮に低姿勢なのか、あるいは他の理由があるのか、納得がいかない」と攻勢を強めた。


金埈馹 jikim@donga.com