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55年間の領空を守った「F-4ファントム」が告別飛行

55年間の領空を守った「F-4ファントム」が告別飛行

Posted May. 13, 2024 08:46,   

Updated May. 13, 2024 08:46

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1969年、米国の特別軍事援助の形で6機が導入されたのを皮切りに、55年にわたって大韓民国の領空を守ってきた「空の鬼」F-4ファントム戦闘機が退役式を1ヵ月後に控えて告別の国土巡礼飛行を行った。

空軍によると、F-4E4機は9日午前、空軍第10戦闘飛行団がある京畿道水原(キョンギド・スウォン)基地を離陸し、1983年にファントムが旧ソ連の爆撃機TU-16を識別して遮断作戦を展開した東海岸、忠清南道天安(チュンチョンナムド・チョンアン)独立記念館などファントムと韓国の近現代史の歴史が残る地域の上空を飛行した。飛行は1969年、F-4D6機が米国、英国、イランに続いて世界で4番目に導入された当時、戦闘機の受け取り式典が開かれた大邱(テグ)空軍基地などを経て再び水原(スウォン)空軍基地に戻る経路で計3時間10分にわたって行われた。

2026年の開発完了を目標に開発中の韓国型超音速戦闘機KF-21試作機2機が合流し、ファントム戦闘機とともに飛行し、戦闘機の世代交代が行われていることを示した。

1990年代に最大で190機近くあったファントムは、F-4E3機が来月7日、水原基地から退役するのを最後に、55年にわたる領空守護任務が正式に終了する。


孫孝珠 hjson@donga.com