Go to contents

現代自とLGエネ、5兆7000億ウォン投じて米国にバッテリー合弁工場建設へ

現代自とLGエネ、5兆7000億ウォン投じて米国にバッテリー合弁工場建設へ

Posted May. 27, 2023 08:15,   

Updated May. 27, 2023 08:15

한국어


現代(ヒョンデ)自動車グループとLGエネルギーソリューションが5兆7000億ウォンを投資し、米国にバッテリーセル合弁工場を建設することにした。現代自グループは、SKオンに続き、LGエネと合弁工場を建設することにし、米国内における電気自動車(EV)とバッテリーの生産能力を攻撃的に拡大している。両工場を完成すれば、米国内にも合計約60万台以上のEVのバッテリー生産能力を備えることになる。

現代自グループは26日、ソウル永登浦区(ヨンドゥンポグ)のLGエネの本社で、北米バッテリー合弁法人の契約締結式を行った。両社は、合弁法人の持分を半分ずつ保有する予定だ。総投資額5兆7000億ウォン(約43億ドル)のうち一部を共同投資し、残りは新設法人が後日調達する方式だ。現代自グループのEVの新工場が建設される米ジョージア州ブライアン郡に敷地が設けられた。合弁工場は、年間約30ギガワット時(GWh)のバッテリーセルを生産する。これはEV約30万台に使用できる量だ。

この工場で生産されたバッテリーセルは、現代モービスがバッテリーパックで製作し、現代自グループ・メタプラントアメリカ(HMGMA)、現代自動車アラバマ工場、起亜(キア)ジョージア工場などに供給される予定だ。現代自グループは、LGエネとの合弁法人を通じて、米国市場に最適化したバッテリーを調達し、需要に応じて弾力的に対応できるようになったと説明した。現代自動車の張在勳(チャン・ジェフン)社長は、「グローバル電気自動車の大戦で勝機をつかむことができる足掛かりを用意する」と明らかにした。

現代自グループは先月、SKオンと米国ジョージア州バートウ郡にバッテリーセル生産工場の建設計画を発表した。SKオンとの合弁工場には計50億ドルを投資し、年間35GWh規模のバッテリーセルを生産することにした。

現代自グループは、2030年、364万台のグローバルにおけるEVの販売台数を達成するという計画を立てた。このうち、米国での販売目標値は約100万台と試算されている。現代自グループは、合弁工場からバッテリーセルの納入を受け、インフレ削減法(IRA)による税制優遇基準を満たすことができると期待している。

自動車業界では、バッテリーの生産パートナーを獲得した現代自グループが、新工場の完成時期を繰り上げることができるかが、米国市場での成否を分けるカギと見ている。IRA規定により、現代自グループのEVは、現在、米国市場で補助金を受けられずにいる。現代自グループは、HMGMAの完成時点を2024年末に繰り上げる案を推進しており、SKオンおよびLGエネとの合弁工場も、これに合わせて早期完成しなければならない課題を持っている。


李建赫 gun@donga.com