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破格の追悼

Posted December. 09, 2022 09:00,   

Updated December. 09, 2022 09:00

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東晋で宰相を務めた謝安。謝安は何度も朝廷の呼び出しを受けても拒絶し、東山に隠棲していたが、後日、宰相を務め、国に大きな功労を打ち立てた。隠棲しても官職に就いても、謝安は飲酒や詩、妓女、自然などと共に風流を楽しんだことで有名で、士大夫に羨まれた。

300年経った今、詩人は故人を悼み、墓を訪れる。このような席に妓女を伴って踊りまで踊るというのは、李白らしい逸脱でなければ想像すらできない。故人との絆を強めるという型破りな追悼の方法だ。花のように月のように美しい今の妓女、それに比べて乾いた草だけが寂しく揺れる墓の中の妓女。この対照的な姿を苦々しく思うなら、私のお酒を一杯飲んで、私の踊りを楽しんでください。人生の無常は改めて言うまでもなく、至極当然の道理。如何せん、暮らしが良かろうが悪かろうが一生は一生。歳月の車輪は流れる水のように回るもの。これを窮屈だと思う人がいるなら、それはおかしなことではないだろうか。