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ILO「世界の労働者23%、職場でハラスメント経験」

ILO「世界の労働者23%、職場でハラスメント経験」

Posted December. 07, 2022 08:57,   

Updated December. 07, 2022 08:57

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世界の労働者の5人に1人が職場でハラスメントを受けた経験があるとの調査結果が公表された。国際労働機関(ILO)は5日、121カ国の15歳以上の労働者、12万5千人を対象とした調査報告書を発表した。ILOが世界の職場内のハラスメントの実態を調査したのは今回が初めて。

同報告書によると、調査対象者の22.8%が職場でハラスメントの経験があることが分かった。最も一般的な形態は精神的ハラスメント(17.9%)だった。身体的な暴力やハラスメントを受けた経験も8.5%にのぼった。性的な暴力やセクハラを経験した回答者は6.3%だった。女性(8.2%)が男性(5%)よりも深刻であることが分かった。

職場でのハラスメントが表沙汰にならない実態も、今回の調査で把握された。ハラスメントを受けたと答えた労働者のうち54.4%だけが被害経験を周囲に打ち明けた。被害の事実を伝えても、何度も同じ問題が繰り返された後に打ち明けるケースが多かった。公に問題提起するよりも、家族や友人に話すことが多かった。被害について話せなかった理由については、「時間の無駄だと思った」、「自分の評判を懸念した」が最も多かった。

職場でのハラスメントは15~24歳の若い労働者や移住労働者層に多かった。特に、若い女性や女性移住労働者は、性的な暴力にさらされる確立が男性より2倍高かった。


金民 kimmin@donga.com