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米FRBジャイアントステップの影響で都市銀行の住宅ローン金利が7%に迫る

米FRBジャイアントステップの影響で都市銀行の住宅ローン金利が7%に迫る

Posted September. 26, 2022 08:47,   

Updated September. 26, 2022 08:47

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米連邦準備制度(FRB)の3連続の「ジャイアントステップ」(基準金利の0.75%引き上げ)の影響で、都市銀行の住宅ローンの金利が再び年7%台への進入を目前にしている。

来月、韓国銀行がビッグステップ(基準金利の0.5%ポイント引き上げ)に乗り出す可能性が高くなるなど、強力な緊縮が続くものとみられ、年末の住宅ローンの金利が14年ぶりに年8%を超えかねないという見方も出ている。基準金利が年末までに追加で1%ポイント上がれば、家計の年間利払いの負担は13兆ウォン以上急増するものと試算される。

25日、金融界によると、KB国民(クンミン)や新韓(シンハン)、ハナ、ウリィ銀行の4大都市銀行の住宅ローンの固定金利(混合型)は、年4.58~6.945%と集計された。2ヵ月前の7月25日(4.04~6.145%)に比べ、上段が0.8%上昇した。これは固定金利の基準になる金融債の5年物の金利が、同期間3.631%から4.795%へと1.164%ポイント高騰したためだ。

住宅ローンの固定金利は、6月中旬、最高で年7%を超えたが、銀行圏の金利引き下げの措置や債券金利の下落などが相まって、年6%台前半まで下がった。しかし最近、米国の強力な緊縮で金融債の金利が急激に跳ね上がり、金利の上段が再び年7%の突破が秒読みに入っている。

4大銀行の住宅ローンの変動金利(新規のCOFIXと連動)は25日現在、年4.56~6.681%で、7月25日(3.92~6.243%)に比べて上段が0.438%ポイント、下段が0.64%ポイント上がった。変動金利の基準になるCOFIXが、2ヵ月間で0.58%ポイント上がった影響だ。信用融資金利(年5.47~6.48%)も、2ヶ月間で0.2~1%以上高騰した。

各銀行は年末頃、住宅ローンの金利が最高で年8%を超える可能性があると見ている。FRBが4度目のジャイアントステップを示唆しただけに、韓銀も今年残っている2度の金融通貨委員会で攻撃的な金利引き上げに乗り出す可能性が高いためだ。銀行の関係者は、「住宅ローンの金利の上段が年8%台に進入すれば、2008年以降14年ぶりのこととなる」とし、「現在、物価や為替相場などを考慮すれば、可能性は少なくない」と話した。

6月現在、銀行圏の家計向け融資の残高の78.1%は、金利引き上げの影響をそのまま受ける変動金利なので、融資者の利払いの負担も大きく増えるものと懸念される。全体金融圏の家計向け融資(1757兆9000億ウォン)の変動金利の割合も同様だと想定すれば、基準金利が0.25%ポイント上がるたびに、家計の利払いの負担は3兆4323億ウォンずつ増える。年末までに基準金利が1%上がれば、家計の利ばらいの負担は13兆7292億ウォン増加することになる。


シン・ジファン記者 jhshin93@donga.com