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世界の科学論文の引用回数で韓国が日本を抜いた、1位は米国を抜いた中国

世界の科学論文の引用回数で韓国が日本を抜いた、1位は米国を抜いた中国

Posted August. 11, 2022 09:21,   

Updated August. 11, 2022 09:21

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学界で多く引用された上位10%の論文保有国の順位で、韓国が日本を初めて追い抜いた。

10日、日本経済新聞などが報じた日本文部科学省の「科学技術指標2022」によると、2018~20年にほかの論文に引用された回数が上位10%に入る論文の数は、韓国が11位、日本が12位となった。韓国は10年前の調査(13位)より2階段上がったが、日本は6位から10位に転落し、順位が逆転した。

引用頻度が上位1%の論文数では、まだ日本(10位)が韓国(12位)より優位を守った。しかし、10年前と比べると、日本は7位から順位を下げ、韓国は14位から12位に上がった。日本の学界は、論文競争力の低下の原因として研究管理や技術人材不足を挙げた。

中国は、引用上位10%の論文だけでなく上位1%の論文数でも1位を占めた。18~20年の中国の上位1%の論文数は計4744編で、米国(4330編)を初めて抜いた。引用された論文数のシェアも、中国(27.2%)が米国(24.9%)をリードした。上位10%の論文数は昨年から中国が米国を抜いた。

日本経済新聞は、中国が20年に研究開発費を571兆ウォン投じ、10年に比べて2.5倍増えたと報じた。米国の研究開発費(697兆ウォン)には及ばないが、投資を増加して米国を追撃している。合田圭介東京大教授は、「国家が主導して予算を投入できる中国の政治体制が技術開発に有利に作用している」としながらも、「党指導部の統制が科学者の自由な研究を阻害する可能性がある」と指摘した。


金民 kimmin@donga.com