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中小企業に「電気代ショック」、1年間で20%以上も上昇

中小企業に「電気代ショック」、1年間で20%以上も上昇

Posted August. 09, 2022 08:27,   

Updated August. 09, 2022 08:27

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「電気料金の単価が上がれば、付加価値税や電力基金、季節割増まで同時に跳ね上がります。体感上、1年間で電気料金が20%以上上がったのに、今後さらに値上がりするなんて大変ですね」(仁川中小企業の関係者)

先月27日に訪れた仁川西区(インチョン・ソグ)にある表面処理(メッキ)センター「ヨジンコアテック」の屋上には、メッキの過程で排出される化学ガス浄化用の超大型スクラバー(集塵装置)70台余りが稼動中だった。1台当たり200馬力のモーターが連動したこの装置を回すのに、月に電力100万kWh(キロワット時)が使われる。零細入居企業100社あまりが共同で負担する汚染防止施設の電気料は、今年4月の1億ウォンから6月には1億5100万ウォンへと50%高騰した。

電気料金の単価(kWh当たり)が昨年10月(3ウォン)に続き、今年4月(6.9ウォン)に相次いで値上がりし、電気を多く使う中小企業がパニックに陥っている。韓国電力公社は下半期(7~12月)に、再び9.9ウォン値上げすると予告している。

「電気料金のショック」はこれからだ。7月の引き上げ分(5ウォン)が追加される上、普段より40%割高な夏場の割増料金まで課せられるからだ。電力使用量そのものも急増する。政府は今週、最大電力需要が9万MW(メガワット)を超えて、史上最高値を更新する可能性があると見通した。


シン・ドンジン記者 世宗市=キム・ヒョンミン記者 shine@donga.com · kalssam35@donga.com