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LGが撤退したスマホ市場、韓米では三星が中南米ではシャオミがシェア伸ばす

LGが撤退したスマホ市場、韓米では三星が中南米ではシャオミがシェア伸ばす

Posted December. 08, 2021 08:11,   

Updated December. 08, 2021 08:11

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スマートフォン事業から撤退したLG電子の空席を、韓国では三星(サムスン)電子が、中南米ではシャオミなどの中国企業がそれぞれ占めたことが分かった。北米市場では、モトローラがLG電子に代わってシェア3位となった。

LG電子は今年4月、スマートフォン事業からの撤退決定を発表し、7月末に完全に手を引いた。LG電子が5~10%台半ばのシェアを占めてきた韓国、北米、中南米などの市場で繰り広げられた競争で、同じOSを使う「アンドロイド陣営」が吸収に成功したという評価が出ている。

7日、市場調査会社カウンターポイントリサーチによると、今年第3四半期(7~9月)の韓国スマートフォン市場でのメーカー別シェアは、三星電子が85%、アップルが12%、LG電子が2%だった。第1四半期(1~3月)は72%だった三星電子のシェアが大幅に上昇し、LG電子の第1四半期のシェア(14%)の多くを吸収した。

これに先立って、三星電子とアップルは、LGスマートフォンのユーザーを対象に積極的な「中古補償販売」を進め、LGフォンユーザーの誘致に乗り出した。業界では、同じOSを使っていることに加え、LG電子のスマートフォン撤退時期とあいまって発売された三星電子の「フォルダブルスマートフォン」が大きな人気を得て、三星電子のシェアが大幅に上昇したと見ている。ギャラクシーZフリップ3とフォールド3は、第3四半期に100万台近く売れ、韓国で1番目と4番目に多く売れたスマートフォンと集計された。

北米市場では、三星電子とモトローラがLG電子のシェアを確保した。LG電子は、北米市場でアップルと三星電子に次ぐ3位を数年間守ってきた。昨年第4四半期に9%だったLG電子のシェアは、今年第1四半期(7%)、第2四半期(3%)まで減少後、第3四半期にはシェアが1%前後まで下落した。三星は、昨年第4四半期の16%から今年第3四半期は34%に、モトローラは同期間3%から8%にシェアを伸ばした。

中低価格のスマートフォンが主導している中南米では、中国企業各社がシェアを伸ばしている。LG電子の中南米市場でのシェアは、昨年第4四半期は5%、今年第1四半期は6%だったが、第2四半期以降は3%未満へと下がった。その代わり、中国のスマートフォンメーカー・シャオミ、ZTEのシェアの合計が、昨年第4四半期の7%弱から今年第3四半期は15%まで上昇した。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com