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コロナ禍の中でも熱かった「G-STAR」、四日間91万人がオンライン観戦

コロナ禍の中でも熱かった「G-STAR」、四日間91万人がオンライン観戦

Posted November. 25, 2020 09:04,   

Updated November. 25, 2020 09:04

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「ㅉㅉㅉㅉㅉ(パチパチパチ)…」

韓国最大のゲームフェスティバル・G-STARが、4日間の日程を終えて22日閉幕した。新型コロナウイルス感染症の影響で、釜山海雲台(プサン・ヘウンデ)のBEXCOで史上初めて一般観覧客なしにオンラインで生中継された開幕式には、「ㅉ」で始まる初声の波が起きた。ネットユーザーたちが現場で送る拍手喝采を、リアルタイムのチャットウィンドウにメッセージの代わりにしたのだ。

毎年20万人を超える来場者が集まって盛況を成した例年と違って、現場の雰囲気は全く物静かに見えたが、オンライン来場者の熱気は例年に劣らず熱かった。

24日、G-STAR組織委員会によると、イベント期間中に生中継していた映像プラットフォーム「Twitch」のG-STARテレビのアカウントで、G-STARの本イベントとeスポーツ放送の累積視聴件数は157万3805件に達した。重複訪問を除く固有視聴者数は累積91万88人に達した。過去最多の観客を記録した昨年の24万4000人を遥かに越えた。

ネットユーザーたちの間では、「見どころが多く、来年もオンラインで参加したい」「釜山に直接訪問することが困難な人々にとっては、むしろオンラインでのG-STARが観覧しやすかった」という評価が出ていた。

特にゲーム会社が披露する様々な新作関連ニュースに注目が集まった。今年G-STARのメインスポンサーを引き受けたウィメイドは、全世界で累積5億人が加入して楽しんだ自社の代表的知的財産権(IP)「ミルの伝説2」をベースにしたモバイルゲーム「ミル4」の発売日(25日)などの詳細情報を公開した。ウィメイドのチョン・ヒョンク代表は、「20年前に、(パソコンゲーム)「ミルの伝説2」が、中国など全世界を総なめした」とし、「ミル4を通じて、世界市場で伸びていくKゲームのリーダーになりたい」と語った。ミル4の事前予約者が300万人を超えたのには、G-STARの広報効果が一役買ったと会社側は説明した。

カカオゲームズは、来年発売予定のモバイルゲーム「ODIN : Valhalla Rising」の新規映像をG―STARテレビで初公開した。クラフトンが開発し、カカオゲームズが運営するパソコンオンラインゲーム「エリオン」(12月10日発売予定)の具体的な情報と開発プロセスを共有した。ネクソンは、パブリッシング(流通)する「KurtzPel」「このすばモバイル」の2種の新作を、スマイルゲートの子会社・メガポートは、17日に発売した「魔法洋品店」と新作「ティータイニーオンライン」を紹介した。

また、NCソフトの後援で行われた中小ゲーム開発会社のゲーム紹介舞台・インディショーケースも、利用者からいい反応を引き出した。韓国内インディーズゲーム社の斬新なゲームが登場するたびに、ネットユーザーたちからは、チャットウィンドウに「開発力が優れている」「中国産ゲームを取り押さえてほしい」という反応が殺到した。

G-STARが、今年初めて主催・主管したeスポーツ大会「G-STARカップ2020」も見物だった。最近オープンした釜山eスポーツ競技場で開かれた大会では、ネクソンの人気作「カートライダーラッシュプラス」の3種目で選手たちが技を競った。

ゲーム業界の関係者は、「例年と違って、利用者の反応をリアルタイムで確認できるので有意義なイベントだった」とし、「パンデミックによりゲーム関連イベントが減っている状況で、業界に活力を吹き込んでくれて意義深かった」と伝えた。


シン・ムギョン記者 yes@donga.com