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徐旭国防長官、韓米声明に「在韓米軍維持」が抜けたのは「海外米軍柔軟化指針のため」

徐旭国防長官、韓米声明に「在韓米軍維持」が抜けたのは「海外米軍柔軟化指針のため」

Posted October. 27, 2020 08:12,   

Updated October. 27, 2020 08:12

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徐旭(ソ・ウク)国防部長官が26日、韓米安保協議会議(SCM)の共同声明で、「在韓米軍を現水準で維持する」という内容が削除されたことについて、「米政権から国防総省に、より柔軟な海外駐留米軍の基調を持たなければならないという指針があったようだ」と明らかにした。軍当局が公式に在韓米軍縮小の可能性があることを示唆したのは初めて。

徐氏は同日、国会で開かれた国防委員会総合国政監査で、「12年ぶりに共同声明から関連表現が削除されたのは、在韓米軍の駐留に変化があるという意味なのか」という野党「国民の力」の(カン・テシク)議員の質問に、このように答えた。トランプ米大統領が、エスパー米国防長官に海外駐留米軍を柔軟に調整するよう指針を下し、「在韓米軍の現水準の維持」という一文が含まれなかったということだ。

徐氏は、「(SCMで在韓米軍の縮小が)議論されることはなかった」とし、「エスパー氏が揺るぎのない防衛を約束した」と述べた。しかし、在韓米軍にも配置をめぐって「戦略的柔軟性」が適用される場合、2万8500人の現在の在韓米軍規模が維持されない可能性があるという見方が少なくない。米政権も、在韓米軍を「据え付けておく」ことができないという意見を政府に直接・間接的に伝えたという。

一方、徐氏は来年に実施しようとした戦時作戦統制権移管のための第2段階完全運用能力(FOC)検証について、「(韓米間に)意見の相違があり(SCMが)終わって引き続き議論をすることで合意した」とし、米国の拒否で確定できなかったことを事実上、認めた。


シン・ギュジン記者 ユン・サンホ記者 newjin@donga.com