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茂木外相、「日韓問題、会話を通じて解決したい」

茂木外相、「日韓問題、会話を通じて解決したい」

Posted September. 18, 2020 08:32,   

Updated September. 18, 2020 08:32

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菅義偉首相の新内閣に留任した茂木敏充外相が、対話を通じて韓日の問題を解決していく意向を明らかにした。

 

茂木氏は16日、留任後初の記者会見で、菅政権発足後、元徴用工問題など韓日の懸案を改善していくのかと問う記者に、「旧朝鮮半島労働者問題は、大きな課題」とし、「国際法違反しているのは韓国の側であるのは間違いない」と話した。

その一方で、「韓国は重要な諸国であり、北朝鮮問題を始めとして、アジア地域の安定には、日韓や日米韓の連携が極めて重要」とし、「(元徴用工問題などを)しっかりした会話の中で物事を解決していく、こういう方向で考えたい」と述べた。「韓国の国際法是正」を求める従来の立場を繰り返しながらも、会話を通じた問題解決の余地を残した。

 

これと関連して韓日外交筋は、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領が菅氏に祝いの書簡を送り、『いつでも向かい合って対話し、意思疎通する準備ができている』と明らかにしたことへの事実上の回答」と分析した。 

一方、菅氏は就任後の初の記者会見で、日米同盟を基軸としつつ「自由で開かれたインド太平洋を戦略的に推進するとともに、中国、ロシアを含む近隣諸国らと安定的な関係を築いていきたい」と明らかにした。全般的な外交戦略を明らかにする発言で「近隣諸国」と述べて韓国を除いたことをめぐって、菅氏と茂木氏に温度差があるという分析も出ている。


東京=キム・ボムソク特派員 bsism@donga.com