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戦作権運用能力検証、来年に持ち越す

Posted August. 10, 2020 08:04,   

Updated August. 10, 2020 08:04

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韓米が夜間演習の規模を縮小する代わりに演習期間を延ばして今月予定された合同軍事演習を実施する。

9日、政府筋によると、韓米は今回の合同軍事演習で、夜間演習を例年より大幅に縮小することを検討している。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で大規模な兵士の動員が難しく、演習規模の縮小が避けられないことによる。これまで演習は、昼夜24時間体制で行われてきた。演習時間や規模が昼夜同一に編成された例年と比べて、夜間の演習規模が大幅に縮小されたのだ。

その代わり、指揮所練習(CPX)の期間が2日ほど増えた。韓米は通常約10日間の演習期間を週末を含めて16日から28日まで行う方針だ。

韓米は今回の合同軍事演習で注目された戦時作戦統制権(戦作権)返還の完全運用能力(FOC)検証は重要事項だけを行う方針だ。演習の最後に崔秉赫(チェ・ビョンヒョク)韓米連合司令部副司令官が戦作権返還後に構成される未来連合司令部司令官を務める演習シナリオが一部実施される。ジョナサン・ホフマン米国防総省報道官も6日(現地時間)、定例会見で、「演習の一部は戦作権移譲のためのものであり、韓国軍が能力を備えて目標に達するために必要な措置が実施される」と明らかにした。

このため、今年の演習で除外されるそのほかのFOC検証は来年の合同軍事演習で実施される。ある軍消息筋は、「FOC再検証をめぐって、来年、韓米間で意見の相違が起こる可能性もある」と指摘した。これに先立ち、昨年下半期の合同軍事演習で、戦作権返還の第1段階の検証手続きである基本運用能力(IOC)の検証を終えた韓米は、今年のFOCに続き、完全任務遂行能力(FMC)検証を来年実施する計画だった。


申圭鎭 newjin@donga.com