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孫興民、クラブのレジェンドたちが選ぶ年間最優秀選手賞に

孫興民、クラブのレジェンドたちが選ぶ年間最優秀選手賞に

Posted August. 07, 2020 08:38,   

Updated August. 07, 2020 08:38

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イングランド・プレミアリーグ(EPL)のトッテナム・ホットスパーに所属する孫興民(ソン・フンミン=28)がクラブのレジェンドたちからも今季最高の選手に認められている。先月にあったクラブの表彰式で受賞した4つの個人賞を入れれば5冠達成だ。

トッテナムは6日、「孫興民がクラブのレジェンドが選ぶシーズン最優秀選手(Legends’ Player of the Season)」に選出されたと発表した。レジェンドを代表して1983~1984シーズンにトッテナムを欧州サッカー連盟(UEFA)カップ(今のヨーロッパリーグ)とイングランドサッカー協会(FA)カップ優勝に導いたグラハム・ロバーツ氏(61)は「ハリー・ケインの長期間の離脱にも関わらず、孫興民がチームに多大な貢献をした。笑顔を見せながら一生懸命に走った」と称えた。

孫興民は先月20日、本拠地でのレスター・シティ戦が終わった後に行われた今季トッテナムの表彰式で、4つ個人賞を席巻した。「クラブ年間最優秀選手賞」はじめ「年間ベストゴール賞」「ジュニアメンバーが選ぶ年間最優秀選手賞」「公式サポータークラブが選出した年間最優秀選手賞」を獲得した。孫興民は昨季にも4つの賞を受賞したが、レジェンドが授与する賞はもらえなかった。昨季のレジェンドが選出した年間最優秀選手はムサ・シソコ(31)だった。

孫興民の2019~2020シーズンは、悲しみと喜びとが交錯した。始まりは良くなかった。2018~2019シーズン終了直前(第37節)に行われたボーンマス戦で退場処分を受けて3試合出場停止となり、今季開幕初戦と第2節に出場できなかった。昨年11月のエバートン戦、12月のチェルシー戦でも相手守備の集中マークに不要な反則をして今季2試合で退場された。2月のアストン・ヴィラ戦では右腕のとう骨を怪我し、手術を受けた。

試練の中でも孫興民は真価を発揮した。昨年12月、バーンリ戦で記録した73メートルの独走ワンダーゴールは世界のサッカーファンを熱狂させた。英BBCも、このゴールを「今年のプレミアリーグゴール」に選定した。このゴールは、BBCがファン投票で選んだ「今年の場面」でも8位になったが、特定選手のゴール場面では最高位だった。アジア選手では初めてEPLで10ゴール10アシストを達成し(最終的には11ゴール10アシスト)、欧州リーグ進出以来得点関与数がシーズン最多となる30(18ゴール12アシスト)を記録した。シーズンを終えて先月28日に帰国した孫興民は、自主隔離中だ。


兪載泳 elegant@donga.com