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新ゴールドラッシュか、金価格が今年だけで21%高騰

新ゴールドラッシュか、金価格が今年だけで21%高騰

Posted July. 06, 2020 08:21,   

Updated July. 06, 2020 08:21

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今年に入って金価格が21%上昇した。新型コロナウイルス感染症の拡散後、金融市場の変動性が大きくなって貨幣価値が落ちると、万が一に備えて安全資産である金を購入する「新ゴールドラッシュ」が繰り広げられているという分析が出ている。

5日、韓国取引所の金市場(KRX金市場)によると、直前の取引日である3日は金1グラムあたりの価格が6万8700ウォンで取引を終えて、1月2日(5万6860ウォン)より1万1840ウォンが上昇した。年明けに1キロのゴールドバーを購入したなら、6ヶ月間で1000万ウォン以上の利益を上げたことになる。

国際金価格も先月30日(現地時間)、ニューヨーク商品取引所で8月渡しの金が1オンス(約31.1グラム)当たり1800.5ドルを記録して、2011年9月以降、8年9ヶ月ぶりに初めて1800ドル台を突破した。

取引量も大幅に増えた。1月から先月末までの一日平均の金取引金額(57億8000万ウォン)と取引量(90キロ)は、前年同期よりそれぞれ139.8%と106.4%が伸びた。上半期の累積取引額は7103億ウォンで、すでに昨年の年間累積取引金額(5919億ウォン)を超えている。累積取引量も11.1トンで、昨年全体の取引量(10.7t)を追い越した。取引所は、このような傾向が続けば、史上初めて今年の累積取引代金が1兆ウォンを超えるだろうと予測した。

取引所は、「米中貿易紛争、新型コロナウイルスの影響などで、安全資産である金に対する関心と需要が増えて、昨年下半期から金価格が急上昇している」とコメントした。


申나리 journari@donga.com