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慶州南山の「石造弥勒如来三尊像」、文化財庁が「宝物」指定を予告

慶州南山の「石造弥勒如来三尊像」、文化財庁が「宝物」指定を予告

Posted July. 02, 2020 07:45,   

Updated July. 02, 2020 07:45

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7世紀の新羅を代表する彫刻像・慶州南山長倉谷(キョンジュ・ナムサン・ジャンチャンゴク)の石造弥勒如来三尊像(写真)が「宝物」に指定される。文化財庁は1日、石造弥勒如来三尊像をはじめ、陜川海印寺願堂庵(ハプチョン・へインサ・ウォンダンアム)の木造阿弥陀如来三尊像や腹藏遺物、腹藏典籍、公州甲寺(コンジュ・カプサ)の塑造釈迦如来三座像・四菩薩立像や腹藏遺物、腹藏典籍の5件に対して「宝物」指定を予告したと発表した。

石造弥勒如来三尊像は、慶州南山渓谷の支流である長倉谷頂上付近の石室にあった仏像で、三国時代の弥勒信仰の象徴的作品として知られている。この仏像は、真ん中の椅子に座った(倚坐像)本尊弥勒仏と両側で補佐する脇侍菩薩で構成されている。倚坐像は、韓国倚坐像の中で最も古い作品だ。

願堂庵普光殿(ポグァンジョン)に保管された木造阿弥陀如来三尊像は、15世紀朝鮮初期の仏像様式の特徴を明確に反映している。仏像を製作する際、胸の部分に入れた宝華や書物などを意味する腹藏遺物23点と、腹藏典籍の仏経29畳も一緒に指定予告された。塑造釈迦如来三座像・四菩薩立像は、1617年に製作した尊仏像で、壬辰倭乱後に造成された7尊仏像の中で最も古い。立像から発見された腹藏遺物や腹藏典籍も指定予告された。


崔고야 best@donga.com