Go to contents

SKオンとフォードの合弁会社、米国で12兆ウォンの政策資金確保

SKオンとフォードの合弁会社、米国で12兆ウォンの政策資金確保

Posted June. 24, 2023 08:31,   

Updated June. 24, 2023 08:31

한국어

SKオンと米フォード・モーターのバッテリー生産合弁法人であるブルーオーバルSKが、米エネルギー省から最大92億ドル(約12兆ウォン)に達する政策支援資金を暫定的に確保した。

SKオンは22日、ブルーオーバルSKがエネルギー省の先端技術車両製造(ATVM)ローンプログラムによって92億ドル規模の政策資金の融資を条件付きで承認を受けたと明らかにした。早ければ年内に本契約が締結される予定だ。ATVMは2007年、米国のエネルギー自立・安全保障法によって作られたプログラムだが、SKオンによると、今回がバッテリー部門の金融支援としては過去最大規模だという。これに先立ち、LGエネルギーソリューションとゼネラルモーターズ(GM)の合弁法人アルティアム・セルズは25億ドルのATVM融資を確保した。ATVMローンプログラムによる融資金の金利は、米国債の利回り水準で適用される。本契約締結時点で10年満期の米国国債金利水準の低利で借入れが可能だ。

ブルーオーバルSKは、この資金をケンタッキーの第1・2工場とテネシー工場など計3つの工場建設に活用する計画だ。2025年から順次商業稼動を目標とするこれらの工場は、計120GWh(ギガワット時)以上の生産能力を備える予定だ。1台当たり105KWhのバッテリーが搭載される電気自動車基準で約120万台を毎年生産できる規模だ。

SKオンは昨年7月、ドイツの信用保険会社ユーラー・ヘルメスと韓国貿易保険公社、韓国輸出入銀行など公的輸出信用機関を通じて欧州バッテリー事業資金2兆6000億ウォンを確保した。続いて親会社であるSKイノベーションの出資で2兆ウォン、韓国投資PEイーストブリッジコンソーシアムとMBKコンソーシアム、サウジSNBキャピタルからそれぞれ1兆2000億ウォンと1兆1000億ウォンを誘致した。


郭道英 now@donga.com