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ヌリ号が打ち上げた衛星が正常運用、双方向交信に成功

ヌリ号が打ち上げた衛星が正常運用、双方向交信に成功

Posted May. 27, 2023 08:16,   

Updated May. 27, 2023 08:16

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韓国型ロケット「ヌリ号(KSLV-Ⅱ)」が25日午後に打ち上げた次世代小型衛星2号が軌道に安着し、地上との正常な交信に成功した。共に打ち上げたキューブ衛星は7基のうち4基が正常に信号を送ったことが確認された。

衛星の正常作動が確認されたことで、韓国技術の発射体で韓国の衛星を打ち上げ、稼働させるという「ヌリ号」の課題が成功裏に終了した。1992年に初級レベルの科学衛星「ウリビョル1号」をフランスのロケットに搭載して送って以来の成果だ。

科学技術情報通信部は26日、政府世宗(セジョン)庁舎で記者会見を開き、「ヌリ号3号の主搭載衛星である次世代小型衛星2号の双方向交信が8回行われ、すべての状態が正常であることを確認した」と明らかにした。

次世代小型衛星2号を開発したKAIST人工衛星研究所によると、衛星のすべての機能が正常に作動している。KAISTは今後7日間、衛星の状態を点検し、姿勢を安定させる予定だ。任務遂行は早ければ8月から始まる。次世代小型衛星2号は、2年間、太陽同期軌道で1日に地球を約15周しながら災害観測などの任務を遂行する。

小型副搭載衛星であるキューブ衛星7基のうち4基は、双方向の交信や信号受信を通じて位置が確認された状態だ。残りの3基のうち「トヨセッ」3号(ダソル)は、ヌリ号から正常に分離したかどうかまだ確認されていない。トヨセッ4号(ラオン)など2基は地上で交信を試みている。科学技術情報通信部のチョ・ソンハク巨大公共研究政策官は、「キューブ衛星の信号を受信し、双方向で交信を試みる期間を1週間程度と予想している」と説明した。

ロイター通信など主要海外メディアは、韓国型ロケット「ヌリ号」の3回目の打ち上げ成功について、「初期段階の韓国宇宙航空技術が成し遂げた成果」と評価した。


チ・ミング記者 チェ・ジウォン記者 warum@donga.com · jwchoi@donga.com