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使い捨てカップは「できます」「だめです」、カフェごとのバラバラ対応で混乱

使い捨てカップは「できます」「だめです」、カフェごとのバラバラ対応で混乱

Posted April. 02, 2022 08:24,   

Updated April. 02, 2022 08:24

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「お客様、今日から店内での使い捨てプラスチックコップの使用は禁止です」

1日午前、ソウル鍾路区(チョンノグ)のあるコーヒー専門店。包装注文した飲み物をプラスチックカップに受け取った客がテーブルに座ろうとすると、店員は慌てて食い止めた。しばらく座ってから帰るという客と店員の間で、小競り合いが起きた。

同日から、カフェなど食品接客業の店内での使い捨て用品の使用が再び禁止され、いたるところでこのような混乱が起きた。使用が制限される使い捨て用品は、カップと皿、フォークなどの食器と使い捨てビニールテーブルクロスなど18品目だ。使い捨ての紙コップやプラスチックストロー、マドラーなどは、11月24日から使用が制限される。

一部の売場では、使い捨てのプラスチックカップをそのまま使っている。鍾路区のカフェでは、テーブル利用の意思を明らかにしても、使い捨てカップにコーヒーを入れてくれた。店内で使い捨てカップを使用できるかと尋ねると、店員は「取り締まりを猶予すると聞いていたので、当分使う予定だ」と答えた。近くのコーヒー専門店では、テーブル利用客8チームのうち3チームが、紙コップを使った。社長のパク某さん(35)は、「お客さんと言い争うより先に、紙コップに渡すと案内する」とし、「紙コップの使用量が、むしろ30%ほど増えた」と話した。

2018年8月から始まった食品接客業の店内での使い捨て用品の使用規制は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、2020年2月に猶予となった。その後、使い捨て用品の使用量が急増したことを受け、今回再び再開された。2020年のプラスチック排出量は、前年比19%増えた。

しかし、新型コロナの拡大傾向が続き、施行を猶予しなければならないという声も大きい。環境部は、使い捨て用品の使用を希望する客と従業員間の対立や事業主の罰金の負担などを考慮し、しばらく取り締まりを猶予することにした。取締りが再開され、違反事項が摘発されれば、最高で200万ウォンの罰金を払わなければならない。


朴星民 min@donga.com