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「ファイザーやモデルナの3回目接種時は死亡や重症を長く予防」 米紙報道

「ファイザーやモデルナの3回目接種時は死亡や重症を長く予防」 米紙報道

Posted February. 23, 2022 08:22,   

Updated February. 23, 2022 08:22

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新型コロナウイルス感染症のワクチンを2回接種して追加接種(ブースターショット)まで終えたら、これ以上ワクチンを打たなくても長い間予防効果を享受できると、米紙ニューヨークタイムズ(NYT)が21日付で報じた。同紙は最新の研究結果を引用し、「ブースターショットを接種したなら、今後数カ月間、または数年間ワクチンを打つ必要はない」と明らかにした。

米ペンシルバニア大学免疫学研究所のジョン・フェリ所長は、「65歳以上やハイリスクの基礎疾患者は、4回目の接種で支援を受けることができるが、大半の人には不要だろう」と語った。最新の研究結果によると、ファイザーやモデルナ系のメッセンジャーリボ核酸(mRNA)ワクチンを3回接種すれば、体内に様々な抗体が作られ、どのような変異ウイルスも浸透しにくくなる。人体免疫システムは、数カ月間や数年間、ウイルスを記憶して破壊する能力もできる。

ファイザーやモデルナ、ヤンセン、ノババックスなどの新型コロナのワクチンで生成されたT細胞(免疫細胞)は、オミクロン株に対して従来の他の変異株に比べて80%の効力を見せたことが分かった。オミクロンが既存の株とかなり異なっていたことを考慮すれば、新しい変異株に対してもワクチン効果は似ていると研究グループは予測した。2003年にアジアで流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の時も、一度ウイルスに露出した人は、T細胞が17年以上維持されたことが分かった。科学専門誌「ネイチャー」に関連論文を掲載した南アフリカ・ケープタウン大学免疫学者のウェンディ・バーガースは、「T細胞の反応は、かなり長く持続する可能性がある」と話した。

米保健当局は、2回目のブースターショット(4回目の接種)を勧告する計画はないと明らかにしてきた。


兪載東 jarrett@donga.com