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感染者が1日7千人を超えれば隔離期間を10日から7日に短縮

感染者が1日7千人を超えれば隔離期間を10日から7日に短縮

Posted January. 15, 2022 08:21,   

Updated January. 15, 2022 08:21

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早ければ来週から新型コロナウイルスの対応システムが大きく変わる。デルタ株より感染力が2、3倍強いオミクロン株が急拡大していることから、診断検査から疫学調査、隔離、治療など全過程が変わる。防疫当局が提示した対応システム転換の基準は、「1日の新規感染者7千人」または「オミクロン株占有率5割以上」だ。新たに適用される対応システムを一問一答で整理した。

――新たな防疫システムが適用される場合、PCR検査が制限されるそうだが。

「65歳以上、呼吸器に症状がある人、濃厚接触者など疫学的に関連性がある人だけPCR検査を受けることができる。このほかには、医療機関で迅速抗原検査を受けたり、自宅用検査キットを使って陽性反応が出た場合、PCR検査を受けることができる。迅速抗原検査の費用の個人負担の程度については、当局で議論中だ。迅速抗原検査は15~30分で検査結果が出るので3~6時間かかるPCR検査より速いが、精度が下がるので限界がある」

――ワクチン未接種者だ。防疫パス(接種証明・陰性確認制)適用施設を利用する時、PCR検査の陰性結果だけでなく迅速抗原検査の陰性結果を出してもいいそうだが・・・。

「そうだ。24時間以内に発給された迅速抗原検査の陰性結果も認める。ただし、医療機関で鼻腔の深いところ(鼻咽頭)で検体を採取する方法の迅速抗原検査だけ認められる。一般人が自宅用検査キットを利用して鼻の穴の入り口付近を検査して陰性判定が出ても認められない」

――61歳なので、現在ファイザーの飲み薬「パクスロビド」の投薬対象ではない。新型コロナウイルスに感染した場合、いつ服用できるのか。

「新しい対応システムに転換すれば、パクスロビドの投薬対象も拡大される。今は初期導入量が多くないため、65歳以上と免疫低下者に投薬対象が制限されている。今後60歳以上、肥満、糖尿、癌など基礎疾患のある人に対象が拡大される」

――これからは町の病院でも新型コロナウイルスの感染者を診療すると聞いた。具体的にどの病院が診療を担うのか。他の患者への感染のリスクはないのか。

「既に保健福祉部が発熱や呼吸器に症状がある患者を安全に診療するために全国的に指定した『呼吸器担当クリニック』がある。現在、耳鼻咽喉科を中心に全国に約650の病院が指定されている。政府はひとまずここから感染者を診療する考えだ。出入りの動線を分けることが可能で、陰圧室も備えており、追加感染のリスクは低いと判断している。また、長期的には内科や小児青少年科などでも新型コロナウイルスの診療に向けて方法を考える計画だ」

――感染者の隔離期間と疫学調査も簡素化されるそうだが…。

「そうだ。感染者の隔離期間は既存10日から7日に短縮される。疫学調査も簡素化される。特にこれまで保健所がした基礎疫学調査は、感染者が直接する方式に変わる。感染者が自分の人的事項と症状、接触者の情報などをオンラインに入力して保健所に伝える」


キム・ソヨン記者 イ・ジユン記者 ksy@donga.com · asap@donga.com