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米、B1Bの長距離ミサイル発射に初成功

米、B1Bの長距離ミサイル発射に初成功

Posted December. 11, 2020 08:23,   

Updated December. 11, 2020 08:23

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「死の白鳥」と呼ばれるB1B戦略爆撃機が機体外部に装着した長距離空対地ミサイル(JASSM)の実験発射に成功したと、米戦略軍司令部が9日(現地時間)、明らかにした。戦略軍司令部は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)など核戦略兵器を総括する最上級部隊。

これに先立ち先月末、B1B爆撃機が機体外部にJASSMを装着して飛行する様子を公開し、同日、初の発射の成功を発表したのだ。北朝鮮の核の脅威と中国の軍事的拡張に対応するためのB1B爆撃機の武装力最大化作業が本軌道に入ったとみられる。昨年11月の米大統領選でバイデン前副大統領が当選して以降、相次いでいる戦略爆撃機やステルス戦闘機など核心戦略兵器の性能テストや主要戦力のアジア地域への投入といった軍事的圧力の延長線上にあるとみられる。

戦略軍司令部の米空軍地球規模攻撃軍団(AFGSC)は4日、米ニューメキシコ州のホロマン空軍基地の上空で実施したB1B爆撃機のJASSM発射の様子を公開した。機体下段に装着された爆薬が除去されたJASSMは、発射後に地上の標的に命中した。

JASSMは発射後、音速の0.8倍で飛行し、地上の標的を数メートルの誤差で攻撃する巡航ミサイル。改良型(JASSM-ER)の場合、最大射程距離が1000キロに達する。東シナ海の上空から発射すれば、平壌(ピョンヤン)や寧辺(ヨンビョン)の核施設まで到達できる。有事に、中国の地対空ミサイルの射程距離の外から、南シナ海のミサイル・レーダー基地などを攻略することもできる。

米国は、JASSMの射程距離を最大1600キロまで増やす計画だ。戦略軍司令部は、「B1B爆撃機の現代的武装力強化は、任務遂行時の危険を減らし、該当地域の司令官に多くの兵器を提供する効果を発揮する」と明らかにした。


尹相虎 ysh1005@donga.com