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ロナの危険を無視した末にブラジル大統領も感染

ロナの危険を無視した末にブラジル大統領も感染

Posted July. 09, 2020 08:16,   

Updated July. 09, 2020 08:16

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新型コロナウイルス感染症の危険性を無視するような行動を見せていたブラジルのジャイール・ボルソナーロ大統領(65・写真)が、感染判定を受けた。

7日(現地時間)、BBCなどによると、ボルソナーロ大統領は同日、生放送の記者会見で、前日咳や高熱などの症状を見せて新型コロナウイルス検査を受け、陽性反応が出たと発表した。ボルソナーロ大統領は、公式日程をキャンセルして官邸で自己隔離に入ったことが分かった。

ボルソナーロ大統領は、2月末、ブラジルで最初の感染者が出た後、新型コロナウイルスは「単なるインフルエンザだ」と主張しながら新型コロナウイルスの脅威を過小評価してきた。氏は、医療専門家のアドバイスを無視して、マスクをつけずに町で支持者に会う一方、新型コロナウイルス拡散の責任を問う質問には、「人間はいつかは死ぬ」「だから私に何をしろというのか」と言って議論を起こした。

国際統計サイト・ワールドオーメーターによると、8日午後4時基準のブラジルの新型コロナウイルス累積感染者は167万4655人、死者は6万6868人で、共に米国に次ぐ世界第2位となっている。ブラジル内外からは、ボルソナーロ大統領が経済活動を考慮して、封鎖措置などの防疫を事実上放棄したことで事態が悪化したという批判が出ている。

ボルソナーロ大統領は、感染後も新型コロナウイルスへの警戒心を高めなかった。彼は7日、記者会見の途中、突然取材陣の前でマスクを外して、「私は大丈夫だ。新型コロナウイルスのために恐怖感を持つ必要はない」と述べた。しかし、ブラジルメディア協会は、この突発行動について、「取材陣を危険にさらす犯罪だ」として最高裁判所に大統領を告発すると発表した。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com