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シドニーの軽鉄道に豪州の韓国戦争参戦勇士8人の顔写真、イアン・クロフォート元提督「感動的」

シドニーの軽鉄道に豪州の韓国戦争参戦勇士8人の顔写真、イアン・クロフォート元提督「感動的」

Posted June. 25, 2020 08:23,   

Updated June. 25, 2020 08:23

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韓国戦争勃発70周年を迎えて、豪州のシドニー中心部で豪州人参戦勇士8人の顔写真を掲載した軽鉄道(ライトレール)が、22日(現地時間)運行を開始した。

「韓国を忘れないように(Lest Korea Forget)」という名のついたこの軽鉄道は、豪州人韓国戦争参戦勇士に献辞を送るために企画された。8人中一人であるイアン・クロフォード元豪州海軍提督(88)は24日、シドニーで行われた開幕行事で、「豪州歴史の一部として韓国戦争が認められることになり、あまりにも感動的だ」と感想を語った。

クロフォード元提督は1949年に海軍に入隊して、1989年まで40年間服務した。18歳だった1950年に韓国戦争に参戦して、孤立した国連参戦軍の脱出を助け、極限の状況で北進する部隊を支援した。彼は豪州報勲部とのインタビューで、「18歳の将校候補生の目に映った韓国戦争は、すべての瞬間が劇的だった」と振り返った。

クロフォード元提督と一緒に、軽鉄道に顔が掲載された7人の面々は多様だ。ブライアン・クーパーは、10代の若い年齢で優れたリーダーシップで韓国戦争の最後の戦いの一つである沙彌川(サミチョン)の戦いを勝利に導いた。ワーウィック・ブレースガードルは、第二次世界大戦と韓国戦争に共に参戦して、3度も米殊勲十字章を叙勲した。セシル・スライは、空軍パイロットとして後方かく乱作戦に参加した。スティーブ・ドッドは、豪州先住民出身初の参戦勇士だった。

このほか、24歳で看護兵として入隊したグレース・バーリー、1951年に加平(カピョン)戦いで戦死して釜山(プサン)国連軍墓地に眠っているスタッフォード・ルノイ、豪州国防軍参謀長にまで上がったフランク・ヘシトも8人に選ばれた。

韓国戦争は、豪州が国連に加盟後、初めて参戦した戦争だ。国連の22参戦国のうち、米国、英国、カナダ、トルコに次いで5番目に多い1万7164人が参戦した。340人が戦死し、1216人が負傷し、28人が捕虜となった。

駐豪州韓国文化院と豪州のアンザック記念館が共同で企画した特別軽鉄道は、来月26日まで運行する。首都メルボルンの都心でも、豪州参戦勇士の肖像画で飾られたトラムが運行される予定だ。アンドリュー・コンスタンス・ニューサウスウェールズ州運輸局長官は、「都心を運行する軽鉄道を見て、市民たちが豪州の誇らしい軍の歴史に感銘を受けることを願う」と語った。イ・サンウ駐シドニー韓国総領事は、豪州の公共放送・SBSに対して、「軽鉄道キャンペーンが、市民によく知られていない豪州参戦勇士を紹介するきっかけになってほしい」と明らかにした。


チョ・ユラ記者 jyr0101@donga.com