トム・ハンクス氏と妻、オーストラリアで新型コロナに感染

「プライベート・ライアン」（１９９８年）など多くの作品で名演技を披露した米国の俳優トム・ハンクスさん（６３）と妻のリタ・ウィルソンさんが、新型コロナウイルスに感染したことが分かり、映画界に衝撃が走った。

ハンクスさんは１１日、自身のＳＮＳを通じて、「リタと私はオーストラリアで新型コロナウイルスの陽性判定を受けて隔離されている」と明らかにした。医療廃棄物の専用容器に捨てられた手袋の写真と共に投稿し、「少し疲れていて風邪を引いたときのようだ。リタは寒気を感じ、微熱がある」と付け加えた。

　

ハンクスさんは伝説的な歌手エルビス・プレスリーの人生を扱ったバズ・ラーマン監督の映画の撮影のためにオーストラリアに滞在していたと、米紙ワシントン・ポストは伝えた。ハンクスさんは５日前、ＳＮＳに、オーストラリア・ニューサウスウェールズの浜辺で撮った写真を投稿していた。

映画製作会社ワーナー・ブラザースは同日、声明を通じて、「何よりも健康と安全を最優先に考え、世界各国にいる映画製作スタッフを保護するために予防策を講じている」と発表した。これに先立ち、ワーナー・ブラザースは１１日、カナダ・バンクーバーでネットフリックスの人気米ドラマ「リバーデイル」を撮影中だった製作陣の１人が新型コロナウイルスの感染者と接触したことが明らかになり、撮影を中止した。


シン・アヒョン記者 abro@donga.com