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「詩はラブレターであり、詩人はサービスマンです」

「詩はラブレターであり、詩人はサービスマンです」

Posted December. 13, 2019 08:45,   

Updated December. 13, 2019 08:45

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「詩はラブレターであり、詩人はサービスマンだと思います。ラブレターのようにきれいで優しく控えめな詩で読者を励まし、応援すべきだと思います」

登壇50周年を控えた老詩人は、詩の意味をこのように定義した。ソウル光化門(クァンファムン)の教保(キョボ)文庫ビルにかかっていた「野花」で名を知らせた羅泰柱(ナ・テジュ)詩人(74)である。彼は12日、ソウル鍾路区(チョンノグ)で新作詩集の出版記者懇談会を開き、詩と共にしてきた半世紀の旅を振り返った。

1971年にソウル新聞の新春文芸で文壇に出た彼の詩は、口に馴染んで理解しやすい。新作詩集「君と一緒なら人生も旅である」にもそのような詩が載せられた。新作詩100編、代表詩29編、詩人が愛する詩65編である。誰かを考えながら書き下ろした「人に向けた」詩篇である。

「昔の教え子、出版社の編集長などを考えながら、携帯電話に詩を書きます。すぐに相手に詩を送ることもありますね。『墓碑銘』は息子、娘を考えながら書きました。墓石に書かれた『とても会いたいだろうけど/少し我慢しよう』という句節を見れば、父に会いにきた子供たちが懐かしさを乗り越えて一所懸命に生きるんじゃないでしょうか?」

「詳しくみてこそ/きれい。//長く見ていてこそ/愛らしい。//君もそうだ。」(草花1)

羅詩人は、この詩で国民詩人になった。自然に他の詩は、相対的に光を見ることができなかった。彼は、「草花は読者が選んだ詩だ。金素月(キム・ソウォル)の『つつじ』、李陸史(イ・ユクサ)の『靑葡萄』のように、詩人は一言二言の詩を母国語に捧げる人だが、些細ではあるが、『草花』をささげることになって感謝したい」と話した。

「ずさんな私の詩を読者たち、特に中学生たちが好きです。最初はいわゆる詩らしい詩を書いたが、年齢とともに自分らしい詩を書きたくなりました。羅泰柱のオーラのある詩、この世にない詩が良い詩だと思います。『あまりにも簡単に捨ててしまって申し訳ない』(紙コップ)のように詩は転がっているんです」


李雪 snow@donga.com