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「ナッツリターン」の2審、大韓航空に7000万ウォンの賠償判決

「ナッツリターン」の2審、大韓航空に7000万ウォンの賠償判決

Posted November. 06, 2019 08:36,   

Updated November. 06, 2019 08:36

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いわゆる「ナッツリターン」事件当時、趙顕娥(チョ・ヒョンア)元大韓(テハン)航空副社長によって航空機から降ろされたパク・チャンジン元大韓航空事務長に対し、大韓航空は7000万ウォンを賠償せよという控訴審の判決が出た。

ソウル高裁民事38部(朴英在部長判事)は5日、パク元事務長が大韓航空と趙元副社長を相手に起こした損害賠償請求訴訟で、原告一部勝訴の判決を下した。パク元事務長は今回の訴訟で、趙元副社長に2億ウォン、大韓航空に1億ウォンをそれぞれ請求した。

控訴審の裁判部は、大韓航空の賠償金を1審より5000万ウォン引き上げた。裁判部は、「大韓航空の不法行為の内容に照らして、支給する慰謝料を引き上げて判決する」と明らかにした。

趙元副社長に対する損害賠償請求や大韓航空を相手にした降格処分無効確認など残りの請求は、1審と同様に棄却した。裁判部は、趙元副社長にも3000万ウォンの賠償責任がある点を認めたが、趙元副社長が1億ウォンの供託金を事前に出した点を考慮して、損害賠償請求を棄却した。

朴元事務長が人事措置が不当だと降格処分無効確認請求訴訟を別途起こしたことも受け入れなかった。裁判部は、「大韓航空の機内放送資格強化の措置が不当だとはみなせない」と判断した。


パク・サンジュン記者 speakup@donga.com