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24時間、24回リレーコンサート

Posted October. 23, 2019 09:30,   

Updated October. 23, 2019 09:30

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「ザ・ハウスコンサート」で知られたピアニスト、パク・チャンス氏が昨年に続き1日24回のリレー公演を行う。11月1日午後5時から翌日午後4時まで、ソウル江南区(カンナムク)のユルハウスで公演を始める。タイトルは昨年のように「Why should? Why shouldn't?(なぜすべきなのか、なぜだめなのか」だが、「シーズン2」がついた。

「最初に哲学を勉強する友人に計画について話したところ『なぜするのか』と言われた。哲学を勉強する別の友人に話すと『なぜだめなのか』と言われた。タイトルにしようと思った」

パク氏は、「こんな風変わりな試みもあるのか」という程度で見られるのは有難くないと話した。ドキッとした。「24人もの様々なジャンルの演奏家を1日に披露するコンテンツがあるということを見せたかった」

今年の公演には奚琴演奏者のカン・ウンイル。大芩演奏者のチャ・スンミン、ヴァオリニストのイ・ギョンソン、ハーピストのイ・ギファ、電子音楽家のチェ・ガンヒ、トイピアノ演奏者のチャ・ヘリ氏ら音楽家が共演する。日本のダンサー、鯨井謙太郒氏も出演する。決まったことはない。「フリーミュージック」と定義されるパク氏の音楽は舞台に上がる瞬間、全てが始まる。

「例えばこうです。一度スケールを演奏し、偶然間違えれば、次はオクターヴを移してわざと同じところで間違えます。即興的に規則が、構造が作られるんです。そのように大きな絵ができます」

一日中見なければならないわけではない。昨年は10時間観覧した観客が最長記録を立てた。それでも全公演を一つの作品として見ることを望むとパク氏は話す。公演は、動画投稿サイト「ユーチューブ」のザ・ハウスコンサート(youtube.com/user/THEHouseConcert)チャネルで公開される。

パク氏は2002年、ソウル延禧洞(ヨンヒィドン)の自宅など、場所を問わず、床に座って聞く「ザ・ハウスコンサート」を続けている。13年には、全国で同時多発的に公演を行う「ワンデイ・フェスティバル」を開催し、翌年には日中韓3国で100近い公演を一日で行った。15年には27ヵ国で1ヵ月間400余りの公演を行う「ワンマンス・フェスティバル」に拡大した。錦湖(クムホ)アシアナ文化財団のカン・ソンエ・マネジャーら3人のマネジャーの献身が大きな財産だとパク氏は話した。

「これからは音楽家としての本業に集中したい。今後、企画はマネジャーの新しい感覚で続けていきたいです」

3万ウォン。


ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com