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ロシアのラシツケネが初3連覇達成、世界選手権女子高跳び

ロシアのラシツケネが初3連覇達成、世界選手権女子高跳び

Posted October. 02, 2019 07:38,   

Updated October. 02, 2019 07:38

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個人資格で出場したロシアのマリア・ラシツケネ(26)が1日、カタールのドーハ―・ハリファスタジアムで行われた2019ドーハ―世界陸上選手権の女子高跳び決勝で2メートル4を跳び、優勝を果たした。2015年の北京大会と2017年のロンドン大会も制したラシツケネは、同種目で世界選手権3連覇を達成した。大会史上初めて。南アフリカのヘストリー・クルーテ(41)が2001年と2003年大会に、クロアチアのブランカ・ブラシッチ(36)が2007年と2009年大会で2連覇を果たした。

ラシツケネはウクライナのヤロスラワ・マフチク(18)と最後まで大接戦を繰り広げた。マフチクもラシツケネと同様2メートル4を跳んだが、決勝1本目で成功したラシツケネとは違い、マフチクは3本目で成功し2位になった。ラシツケネは、「マフチクが良い試合をしたので、すべてのエネルギーを振り絞って跳ばざるを得なかった」と話した。3本目で銀メダルが確定した後、残りチャンスを放棄したマフチクは、「自分はまだ若いし、もっと多くの機会がある」と言い満足感を示した。

3連覇を果たしたが、ラシツケネの優勝は2017年ロンドン大会に次いで、今度も「個人記録」として残る。ロシア陸上は組織的な禁止薬物の服用とドーピングテスト結果の隠蔽で2015年11月、国際陸上競技連盟(IAAF)から全選手の国際大会出場禁止処分を受けた。

一方、性別問題が持ち上がったキャスター・セメンヤ(28)が欠場した女子800メートルではウガンダのハリマー・ナカアイ(25)がサプライズ優勝を果たした。自己ベストの1分58秒39で同種目世界ランキング10位だったナカアイは、この日自己ベストを0.35秒短縮した1分58秒04のタイムで優勝した。最後の100メートルを残して飛び出したナカアイは、ゴール50メートル前で有力な優勝候補だったアジー・ウィルソン(25)を制して金メダルを獲得した。


李沅柱 takeoff@donga.com