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三星がロンドン北部のキングスクロスにブランド展示館、欧州の前哨基地に

三星がロンドン北部のキングスクロスにブランド展示館、欧州の前哨基地に

Posted September. 05, 2019 07:36,   

Updated September. 05, 2019 07:36

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三星(サムスン)電子は3日(現地時間)、英国ロンドン北部のキングスクロス地区に位置するコール・ドロップス・ ヤードのショッピングモールに、ブランド展示館「三星キングスクロス(Samsung KX)」をオープンした。2014年にロンドンからスマートフォンのフラッグシップストアを撤収してから5年ぶりに欧州市場攻略のための前哨基地をロンドンに設けたのだ。今回は、スマートフォンだけでなく、家電、テレビを集めた三星キングスクロスで、アップルストアを越えて差別化された「三星のブランド体験」空間に育成するという戦略だ。米国のニューヨークやドイツのフランクフルト、フランス・パリ、ベトナムのホーチミン、日本の東京に次ぐ6番目のグローバルブランド展示館だ。

三星電子は、コールドロップスヤードの最上階に1858平方メートル(約562坪)規模でオープンしたキングスクロスで、文化と情報技術(IT)を融合した総合マーケティングを繰り広げる予定だ。このため、一般店舗とは異なり、ギャラクシースマートフォン、8K・QLEDテレビ、ビスポーク冷蔵庫などをギャラリー、カフェのような雰囲気で造成した展示館の隅々にさりげなく配置した。三星の関係者は、「三星の代表製品を可能な限り快適に受け入れられる雰囲気を作ろうとした」と説明した。

多彩な体験ゾーンも設けられた。まず、訪問者は、三星電子がハーマンと共同開発した車両用「デジタルコックピット」を体験できる。デジタルコックピットは、自動車の中から自宅のスマート家電製品や照明などのモノのインターネット(IoT)機器を制御して、自宅から車のエンジンをかけたり、燃料状態を確認できる技術だ。


柳根亨 noel@donga.com