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文大統領、「曺国聴聞報告書、6日まで」…帰国後任命の模様

文大統領、「曺国聴聞報告書、6日まで」…帰国後任命の模様

Posted September. 04, 2019 08:32,   

Updated September. 04, 2019 08:32

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東南アジア3ヵ国を歴訪中の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は3日、法務部長官候補の曺国(チョ・グク)氏に対する人事聴聞経過報告書を6日までに送付するよう国会に要請した。これにより文大統領は、聴聞会の開催および経過報告書の採択有無に関係なく、7日午前0時以降、曺氏を任命できる。

尹道漢(ユン・ドハン)大統領国民疎通首席秘書官は同日午後、記者会見を開き、「文大統領は曺氏と放送通信委員長候補の韓相赫(ハン・サンヒョク)氏ら(8・9内閣改造にともなう)人事聴聞対象者6人に対する経過報告書を6日までに送付するよう国会に要請した」と明らかにした。文大統領は6日午後、東南アジア歴訪を終えて帰国する。

文大統領が送付期限を3日を含めて4日間に定めたのは、与野党の意見対立のために国会で人事聴聞会が開かれない状況を考慮したためだと、大統領府は説明した。しかし、同日午後遅くに送付を要請したため、実質的な期限は3日間という指摘が多い。自由韓国党など野党は、曺氏の聴聞会の証人採択のために「送付期限を5日間にして、人事聴聞会を開かなければならない」と主張したが、文大統領が定めた期限はこれより短い。人事聴聞会法によると、証人出席のためには出席要請書が聴聞会の5日前には送付されなければならない。尹首席秘書官は6日までに曺氏の聴聞会が開催される可能性について、「物理的に不可能ではない」としながらも、「曺氏が懇談会で誠実に答えた。疑惑が解消できなかった部分はない」と強調した。

決定に対して自由韓国党の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)院内代表は、「大統領府が事実上、曺氏の任命を強行しようとしたことに慨嘆を禁じ得ない」と述べた。正しい未来党の呉晨煥(オ・シンファン)院内代表も、「憲政史上類例のないセルフ聴聞会で国民と国会を愚弄しておきながら、どうして3日以内に人事聴聞報告書を出せという図々しい要求ができるのか」と憤った。


ネピドー=ハン・サンジュン記者、パク・ヒョモク記者 alwaysj@donga.com · tree624@donga.com