Go to contents

28歳のトラウト、今すぐ引退しても殿堂入り

28歳のトラウト、今すぐ引退しても殿堂入り

Posted August. 12, 2019 08:47,   

Updated August. 12, 2019 08:47

한국어

ロサンゼルス・エンゼルスのマイク・トラウト(28)はメジャー通算279本目の本塁打を一生忘れられないだろう。

トラウトは11日、ボストンの敵地フェン・ウェイパークで行われたボストン・レッドソックス戦に2番・中堅手で先発出場し、第3打席で左フェンスを越える本塁打を放った。6回の無死1塁の状況で相手先発投手リック・ポーセロの初球を捉えたトラウトの打球は、飛距離130メートル、時速170キロで、同球場のシンボルとも言える高さ11.3メートルの「グリーン・モンスター」を軽く超えた。

これはトラウトがフェン・ウェイパークで生まれた本塁打では初めての記録だ。これでトラウトは、今季のアメリカンリーグ15球場全てで本塁打を放つ記録を打ち立てた。2011年にメジャーデビューし、新人王、ア・リーグMVP2回、シルバースラッガー賞6回、8年連続のオールスター選出8回など各種記録を打ち立てたトラウトだが、フェンウェイ・パークでは本塁打がなかった。トラウトは、「以前超えたと思った打球がグリーンもスターい当たったことが何度かある。相手先発投手のポーセロが先の2度の打席で真っ向勝負にしかけてきた。真ん中に入るボールを待った」と話した。

シーズン39本目の本塁打を放ったトラウトは、3本塁打を追加すれば自身の「キャリアハイ」である2015年の41本を超えることになる。今季開幕を控えてエンゼルスと米国4大スポーツ史上最高額となる12年4億2650万ドル(約5169億ウォン)の契約を結んだトラウトは、連日自身の価値を証明している。11日現在、打率.299(22位)、39本塁打(1位タイ)、92打点(3位)、OPS(出塁率+長打率)1.112(2位)と、打率を除いた殆どの部門でメジャーリーグのトップレベルを維持している。

7日(現地時間)に誕生日を迎えて満28歳になったトラウトのWAR(代替可能選手に対する勝利への上積みを表す指標)は71.7で満27歳までの活躍で言うと、同じ年代の伝説的なスタープレイヤーだったタイ・カップ(69.0)やミッキー・マントル(68.1)らを上回る歴代1位だ。メジャーリーグ全体でも歴代打者のうち60位、投手を入れると90位だ。WARだけでも殿堂入りしているトニー・グウィン、イバン・ロドリゲス、バリー・ラーキンらの通算記録を超えており、今すぐにも殿堂入りしてもおかしくない成績を挙げている。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com