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先発の資格を見せつけた、柳賢振がセントルイス戦に先発登板し6回1失点と好投

先発の資格を見せつけた、柳賢振がセントルイス戦に先発登板し6回1失点と好投

Posted June. 02, 2017 08:29,   

Updated June. 02, 2017 08:34

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やはり先発体質だった。ロサンゼルス・ドジャース柳賢振(リュ・ヒョンジン=30)が同僚のアレックス・ウッドの負傷(胸鎖関節)でつかんだ先発登板機会に今季最高の投球をした。

柳賢振は1日、ミズーリ州セントルイスの敵地ブッシュ・スタジアムで行われたセントルイス戦に先発登板し、勝敗のつかなかったものの6回を3安打1四球4奪三振の1失点と好投した。今季2度目のクオリティスタートを記録した。防御率も4.28から3.91に下がった。先月26日、メジャーリーグデビュー以来初めてリリーフ登板し、4回を無失点に抑えてセーブを挙げた柳賢振は2試合連続で好調ぶりを見せつけた。

勝利はなかったが、競技力だけは今シーズン最も良かった。肩の手術後に変化球の割合が増え続けている中、この日も全投球数77球のうち約74%に当たる57球を変化球で投げて相手打線を攻略した。柳賢振の弱点に挙げられている速球の平均球速も時速90.9マイル(146.3キロ)とマークし、今シーズン最も速かった。投球数だけを見るとさらに1、2回は投げられる状況だった。柳賢振は1-1で並んだ7回表の2死2塁の場面で打席に入ろうとしたが、代打オースティン・バーンズと交代された。

毎回、配球を修正して攻め方を変えるところは印象的だった。3回にマット・カーペンターをハイファストボールで三振に打ち取るなど攻撃的な投球を続けた柳賢振は、6回には全6球のうち変化球を5球を投げるなど正面からの勝負を避け、相手打者を混乱させた。メジャーリーグの公式ホームページ「mlb.com」は、「シーズン最高の先発戦を繰り広げた。柳賢振の先発復帰は非常に希望的だ」と評価した。

この日で45歳の誕生日を迎えたドジャースのデーブ・ロバーツ監督の悩みはさらに深まりそうだ。リリーフで起用しようとした柳賢振が、限られた機会の中でも継続して好投しているからだ。当面の先発要員である前田健太(29)は先月31日の試合で4回で3失点して降板されるなど、なかなか改善が見られない。ロバーツ監督は、「ウッドの体調を見なければならない」と前置きしながらも、「柳賢振に引き続き機会を与えたい」と言い、今後も先発起用する可能性を伺わせた。

一方、セントルイスの抑え呉昇桓(オ・スンファン=35)は9回表に2-1で勝ち越した状況で登板し、1回を1安打2奪三振に仕留めてリードを守り抜き、12セーブ目を挙げた。メジャーリーグで韓国人投手二人が同じ試合に登板したのは10回目の試合だった。チームの勝敗は分かれたが、内容面では呉昇桓と柳賢振のどちらも満足できる試合だった。



姜泓求 windup@donga.com