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クラシックピアノで繰り広げる即興演奏

Posted March. 28, 2017 08:32,   

Updated March. 28, 2017 08:33

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「即興演奏」はジャズだけの専売特許ではない。クラシックも即興演奏が可能だ。バロック時代は即興演奏が重要な部分を占めた。バッハ、モーツァルト、ベートーベンなども優れた即興演奏家としても名声を轟かせた。

2人のピアニストが即興演奏の公演を予定しており、注目される。

ベネズエラ出身のピアニスト、ガブリエラ・モンテーロさん(47)は4月21日、ソウルLGアートセンターで初の韓国公演を行う。

1995年にショパン国際ピアノコンクールで3位に入賞するほど確かな基本テクニックを備えたガブリエラさんは、即席で観客に求められたメロディを作曲し、演奏することで有名だ。ガブリエラさんは映画「ハリー・ポッター」の主題曲や各国の民謡、携帯電話の着信音を聞いてすぐに7~8分の長さのバッハ、ショパン風の新しい作品を作り出す。

ガブリエラさんは、「観客はささいなメロディが巨大な作品になるとは想像できない。客席からの驚きの笑いを聞くと、私も自ずと微笑がこぼれます」と話した。演奏会の1部で、リストの「ソナタ」、ブラームスの「インテルメッツォ」を聴かせ、2部で即興演奏をする予定だ。4万~8万ウォン。02-2005-0114。

ピアニストのパク・ジョンヘさん(27)も30日、ソウル錦湖(クムホ)アートホールで即興演奏をする。2008年に名古屋国際音楽コンクールにて最年少で2位を受賞したパクさんは、香港コンクール2位、ダブリンコンクール2位を受賞し、注目を集めた。

パクさんは昨年5月の公演でも、アンコール曲で即興演奏を聴かせ、大きな反響を得た。今回の公演では、1部でベートーベンの「英雄変奏曲」、プロコフィエフの「ピアノソナタ2番」、ムソルグスキーの「展覧会の絵」を演奏した後、2部を即興演奏で構成する。4万ウォン。02-6303-1977。



金東昱 creating@donga.com