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「ヒョングン」不正で取調べを受けていた研究員が飛び降り自殺

「ヒョングン」不正で取調べを受けていた研究員が飛び降り自殺

Posted September. 15, 2015 07:20,   

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国産歩兵用中距離対戦車ミサイル「ヒョングン」の不正納入を巡る疑惑で検察から取り調べを受けていた防衛産業メーカー・LIGネクスワンの研究員が14日、自ら命を絶った。彼は死亡する前、家族宛てに「もう疲れた。休みたい」という旨の携帯メールを残していた。

防衛事業の不正を巡る政府合同捜査団(団長=金基東検事長)は、LIGネクスワンの研究員のキム某氏(43)が14日午前2時45分ごろ、京畿烏山市(キョンギ・オサンシ)の自宅のマンションから飛び降り自殺をしたと明らかにした。キム氏は受注から開発に至るまで、ヒョングン事業全般の責任を担ってきた首席研究員だ。

検察によると、キム氏は死亡する前、家族に送った携帯メールに、「真面目に働いてきたが、テスト評価中、忙しくてきちんと目を配れなかった些細なミスのため、監査院(監査)からこれまでほぼ1年間にわたり苦しめられてきて、もう疲れ切ってしまった。私の些細なミスで会社や同僚たちまでが、あまりにも辛い時間を過ごしているような気がして苦しい。もう止めたいと思う」と書いた。また、「今はただ休みたい。本当にすまない。子供たちにパパは恥ずかしくない人生を生きてきたと伝えてほしい」という言葉も残した。

検察はこれまで、キム氏を相手に、ヒョングン事業と関連して、国防科学研究所(ADD)とLIGネクスワン、下請け会社との間の共謀如何について取り調べてきたという。キム氏は先月25日と28日の2回、検察に呼ばれて取り調べを受けてきた。詰めの調査のため、14日に3度目の出頭で取り調べを受ける予定だったという。

合同捜査団の関係者は、「すべての取り調べの過程に弁護士が同席して、順調に取り調べを行ってきた。取り調べの過程にはいかなる問題点も見つかっていない」とし、「不幸なことが起きたことは大変残念であり、家族に深いねぎらいの言葉を申し上げる」と語った。