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南北会談妥結受け内部結束図る与党代表、野党代表は外交問題で存在感アピール

南北会談妥結受け内部結束図る与党代表、野党代表は外交問題で存在感アピール

Posted August. 27, 2015 07:06,   

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南北高官会談が妥結したことを受けた与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表と野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表の対応には違いがあった。金代表が来年の総選挙に向けた公認候補決定ルールを巡って内部の結束に力を入れているのに対し、文代表は外交問題で存在感を示そうとした。

金代表は26日、忠清南道天安市(チュンチョンナムド・チョンアンシ)の郵政公務員教育院で開催された同党の議員研修会でオープンプライマリー(開放型予備選挙)に対する党内の親朴系(朴槿恵大統領系)の懐疑的な反応にダメ押しした。「オープンプライマリー貫徹」などを盛り込んだ決議文を採択した後の非公開討論会で、議員たちの見解を改めて確認した結果、異論がないことを明確にしたものだ。

金代表は、「議員たちに『(オープンプライマリーを)党の公式立場として確定したが、今違う意見を持っている方はいますか』と問うた」とし、「一人も手を挙げなかったので『その志を貫くべきではないか』と言ったら、全員が拍手で応えてくれた」と話した。その上で「党の公式立場として確定したオープンプライマリーを、そのまま強く推し進める方針を決定した」と強調した。

文代表は同日、邱國洪駐韓中国大使とマーク・リッパート駐韓米国大使を国会に招き、相次いで会談した。文代表は、邱大使との会談で「中国が6者協議再開に向けて積極的な役割を果たしてくれるようお願いしたい」と述べたと、同党の金聖洙(キム・ソンス)報道担当が明らかにした。

これに先立ち、文代表は光復(日本植民地支配からの独立)70周年の記者会見で「韓半島新経済地図」構想を発表し、「米国と中国を説得して、北朝鮮を対話のテーブルに引っ張り出さなければならない」と強調した。文代表は前日に10月中旬に中国を訪問する計画を発表した。これを巡り、党の一部では「文代表が革新委員会の活動終了後に蒸し返される『分党説』と『文代表責任論』などを突破できる自信を表明したのではないか」との見方が出ている。



gaea@donga.com