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孫延在、アジア選手権大会の中間順位で1位

孫延在、アジア選手権大会の中間順位で1位

Posted June. 11, 2015 07:33,   

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「熱画像カメラの前に立ってください」

新体操のアジア選手権大会が開かれている10日、忠清北道堤川市(チュンチョンブクト・チェチョンシ)の世明(セミョン)大学室内体育館。観衆とスタッフたちが入場するたびにマスクをつけた医師が体温の上昇を検知できる熱画像カメラの前に立たされた。

今大会は、中東呼吸器症候群(MERS)感染者発生して以来、国内で開催される初めての室内での国際大会だ。大韓体操協会は参加国との日程調整が困難で、予定通りの開催を決定した。マスクをつけて練習場に入る選手も多かった。協会の関係者は、「外国選手たちが不安に思っていると聞いた」と伝えた。4日にわたる今大会は、MERSの影響で、販売チケットのうち300枚あまりがキャンセルとなった。同日、700席の会場には20人あまりの観衆しかなかった。

孫延在(ソン・ヨンジェ=21・延世大)はマスクをつけずに練習場を行き来した。2年前の大会で個人総合など3冠を達成した孫延在は、2大会連続の個人総合優勝はもちろん、6冠まで狙っている。出場選手のうち、国際体操連盟W杯での入賞経験のある選手は孫延在が唯一だ。4日間、計12回の演技を行うほどハードな日程となっており、体力がメダルの色を決めそうだ。孫延在は「どれだけ集中して頑張れるかによってメダルが決まりそうだ」と話した。

同日、孫延在は、チーム競技や種目別の予選でボールとフープを演技した。ボールで17.600点、フープで18.100点を獲得し中間順位で1位になった。チョン・ソンイ(18=世宗高)はボール16.250点、フープ16.700点を取った。