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米海軍、「水中ドローン」を年内に実戦配備

米海軍、「水中ドローン」を年内に実戦配備

Posted April. 21, 2015 07:26,   

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近く、無人潜水艇(水中ドローン)が海中で偵察任務を遂行し、無人船舶(ドローン船)が敵の潜水艦を探索して全世界の大洋を航海する時代が本格的に始まる見通しだ。

オンライン軍事専門メディア「ミリタリードットコム」は19日、米海軍が年末までにバージニア級の原子力潜水艦を発進基地とする「レムス600」水中ドローン(UUV)を実戦配備すると報じた。重さ226.7キロ、長さ3.25メートルの「レムス600」水中ドローンは、原子力潜水艦に装着された特殊探査装置によって水中で発射される。

水中ドローンは、世界の主要な戦略地点で、機雷の探索や偵察、地形図の作成といった任務を遂行する。水中ドローンの活躍で機雷除去による艦艇や兵士への危険を大きく減らすことができると、米海軍は期待している。今後さらに技術が進化すれば、ドローンが直接機雷を解除することも可能になる。

また米海軍は、潜水艦追跡船舶「無人船(drone ship)」も開発し、2018年までの実践配備を目標に生産に入った。米国防総省の国防高等研究計画局(DARPA)が開発を主導するこの無人船は、長さが約132フィート(約40メートル)で、数千マイル離れた距離から敵の潜水艦を探知できる。無人船の運用コストは約2000万ドルで、数十億ドルかかる有人艦艇に比べてはるかに安い。

潜水艦を追跡する無人船の開発は、中国海軍を牽制するという目的があると、専門家たちは分析する。中国は、最新型戦略原子力潜水艦3隻を近く実戦配備する予定だ。