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「出席すべきだった」 文在寅氏が朴大統領の4・3追悼式典欠席を批判

「出席すべきだった」 文在寅氏が朴大統領の4・3追悼式典欠席を批判

Posted April. 04, 2015 07:18,   

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「朴槿恵(パク・クンヘ)大統領は少なくとも2年に1度は(済州島4・3事件犠牲者追悼式に)出席するべきだった」

野党新政治民主連合の文在寅(ムン・ジェイン)代表は3日、済州島4・3事件犠牲者追悼式に出席しなかった朴大統領を批判した。同日、済州4・3平和公園で行われた追悼式典には文氏をはじめ李完九(イ・ワング)首相、与党セヌリ党の金武星(キム・ムソン)代表らが出席した。だが朴大統領は昨年に続いて今年も同式典に出席しなかった。

文氏は同日、記者団に対し「朴大統領が済州島4・3事件追悼式に出席していれば良かったのにという残念な気がする」とし、「4・3事件に対する真の評価は、金大中(キム・デジュン)政府による特別法制定や盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府が国家責任を認め公式謝罪を行ったことで初めて実現した」と主張した。

これに対して金武星代表は「4・3事件は和解と許しで記憶し、国民統合を成し遂げるべきだ」とし「大統領としても出席した気持ちは山ほどだったと思う」と話した。

文氏の発言に対して、閔庚旭(ミン・ギョンウク)大統領府報道官は「論評を控える」として公式コメントをしなかった。朴大統領は2012年の大統領選で4・3事件を国家記念日に指定すると公約し、就任後は公約を守った。その朴大統領が同式典に出席しなかったのは、済州平和公園の中に祀られている位牌の中に、南朝鮮労働党武装反乱を主導し軍人と警察やその家族を殺害した左翼過激派が含まれているという指摘があるからだという。

政府は追悼式典を主管する「4・3委員会」に対して、「不適切」と批判されている53人に対する再審議を要請したが、1年が経っても討議され行われていない。

一部から文氏がイデオロギー論争に火をつけたと指摘する声が上がると、新政治連合の関係者は「4・3事件は済州道住民には時代の痛み」だとし「朴槿恵政府の無関心を問題視しただけで、イデオロギー論争をしかけたものではない」と拡大解釈を警戒した。



constant25@donga.com