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米大統領選、前HP会長のフィオリーナ氏が出馬へ

米大統領選、前HP会長のフィオリーナ氏が出馬へ

Posted March. 31, 2015 07:26,   

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「私も、クリントン前国務長官のように飛行機に乗って全世界を飛び回った。ところが、それは活動(activity)であって業績(accomplishment)ではない。その違いを知っていることが(クリントン氏と)違う点だ。クリントン氏は業績について語らなければならない」

一時、「情報技術(IT)の女帝」と呼ばれたカーリー・フィオリーナ前HP会長(60)が29日(現地時間)、「FOXニュース・サンデー」に出演し、2016年次期米大統領選に共和党から出馬する考えを明らかにし、民主党の有力候補クリントン氏を非難した。フィオリーナ氏は、「ビジネスウーマンらしく、大統領選出馬の可能性を数字で表してほしい」という司会者の要求に「90%以上」と答えた。公式宣言の時期は4月下旬か5月上旬になると付け加えた。こうなれば、フィオリーナ氏は共和党唯一の「女性」大統領選党内候補になる可能性が高いと、FOXニュースは伝えた。

フィオリーナ氏は、「クリントン氏はリーダーシップが何かを知らないようだ。国務長官在任時の『個人の電子メール』使用問題に対する説明を聞いていると、長官、上院議員、ファーストレディに対する信頼が下がる」と指摘した。そして、「クリントン氏は正直ではない。その点が性格上の欠陥が多いことを物語る」と強調した。

フィオリーナ氏は、「他の共和党候補と比較される自分の差別的競争力は何か」という質問に、「HPの最高経営者(CEO)だった。世界の多くのリーダーを知っている」と答えた。また、「米政治は新しい想像力を持つ人物が必要だ。巨大な官僚集団である政府をどのように扱うのか、中小経済をどのように生かすのか、承知している」と強調した。

フィオリーナ氏は、1999年から2005年、HPのCEOを務めている時、時事週刊誌タイムが選ぶ「影響力のある100大人物」に入った。しかし、在任中の大規模な構造調整、2005年のHPとコンパックの合併後の突然の更迭などで論議の対象になったこともあった。2010年には、共和党候補としてカリフォルニア州上院議員に出馬したが、落選した。フィオリーナ氏の脆弱な政治経歴のため、一部のメディアは、「フィオリーナ氏の目標は結局『ランニングメイト副大統領候補だ』と見ている。