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釜山に対するロッテグループの「太っ腹な」支援

釜山に対するロッテグループの「太っ腹な」支援

Posted March. 17, 2015 07:19,   

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20年、釜山(プサン)の北港(プクハン)再開発地域には、世界的水準のオペラハウスが設立される予定だ。同オペラハウスには1800席の大劇場が構築されるが、その名も「シャルロッテホール」だ。ロッテグループの辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長が青年時代に深い感銘を受けたという、ゲーテの小説「若きウェルテルの悩み」に登場するそのシャルロッテだ。韓国内財界5位のロッテの社名も、シャルロッテに由来した。

このオペラハウスは辛総括会長の「太っ腹な」支援を受け、設立が実現した。ロッテグループは08年、釜山市が予定していたオペラハウスの建設にかかる総事業費2700億ウォンのうち1000億ウォンを寄付する内容の約定を締結した。現在まで400億ウォンが投入されており、16年まで出捐が完了する予定だ。釜山市は12年設計コンペを開催し、ノルウェー・スノヘッタ社にこのオペラハウスの設計を依頼した。来年着工し、20年に完成する。

13年11月釜山の影島(ヨンド)大橋が跳開の機能を回復し、再開通したのもロッテの寄付があったからこそ可能なことだった。影島大橋は韓国唯一の跳開橋(上に跳ね上がり、船を通す構造の橋)で釜山の名物の一つだったが、安全と車両通行の問題で1966年跳開の機能が中止された。その後、撤去の危機にさらされる場面もあったが、市民の反対により保存が決まった。

ロッテグループは釜山市の要請を受け入れ、09年影島大橋の補修・補強事業を支援することにした。1100億ウォンに上る総事業費全額を、ロッテショッピングとロッテホテルが負担した。その後の復元工事を経て、13年影島大橋は47年ぶりに再開通した。このような決定には、青年時代影島大橋付近の光復洞(クァンボクドン)で勤務した辛総括会長の意志が働いたという。