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三星の新外国人投手フィガロ「どうせなら李承鎏のチームで」

三星の新外国人投手フィガロ「どうせなら李承鎏のチームで」

Posted January. 27, 2015 07:06,   

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4年ぶりに再び同じユニフォームを着て再会した二人の口元には笑みがこぼれていた。25日、グアムで一緒に練習を始めた三星(サムスン)の李承鎏(イ・スンヨプ=33)と新しく加入した投手フィガロ(30)。

二人は2011年、日本プロ野球・オリックスで1年間一緒だった。酷いスランプに苦しんで末、読売を出てオリックスへ移籍した李承鎏は、大リーグ・デトロイトで2年間プレーして日本に渡ったフィガロに、馴染まない東アジアの文化や日本野球のシステムに適応するのを手助けした。李承鎏はマイカー出勤の際にフィガロを同乗させ、外国人選手として口にできない差別や苦い思いを経験しながら、二人の友情はさらに深まった。

その年、李承鎏は15本塁打、打率2割1厘をマークし、フィガロは8勝6敗、防御率3.42の成績を残した。李承鎏が2012年に三星に復帰してからそれぞれの道を歩んでいた二人が再会するまでは、過去の因縁も働いた。李承鎏は2年前から球団に「フィガロは良い投手だ」と獲得を勧めた。昨年、複数の韓国球団からオファーを受けたフィガロも、「李承鎏がいる三星でプレーしたい」としてブルーのユニフォームを選んだ。柳仲逸(リュ・ジュンイル)三星監督も、オリックス時代のフィガロについては、当時国内テレビ中継で彼の活躍を見て早くから目星をつけていたという。

ドミニカ共和国出身のフィガロは日本で最高球速157キロまで記録しているが、速球だけでなく制球も優れているとの評価を受けている。24日、三星のスプリングキャンプに合流したフィガロは、「友達(李承鎏)がいて心強い。優勝チームで楽しく野球ができそうだ」と話した。李承鎏は、「困ったことがあっても、僕がいるから心配要らない。韓国は家族的な雰囲気だ」と言ってフィガロを迎えた。来年で40歳になる李承鎏は、自分を頼りにしているフィガロとの再会で責任感と新たなモチベーションを感じているようだ。

外国人選手は優れた実力だけでなく、同僚との融和が成敗を分ける重要なカギとなる。5年連続の韓国シリーズ優勝に挑む三星は、旧友の仲の李承鎏とフィガロの再会がチームに勢いをもたらすことを期待している。